Chapter.17 運動のチカラ、伝えます! スポーツインストラクター

スポーツインストラクター

スポーツインストラクターのシゴトって?

どんな場面でも心と体に元気をくれるのが、運動やスポーツ! あらゆる現場で「運動する人」を支え、効果的な方法を伝えるのがスポーツインストラクターなのです。

運動やスポーツは、さまざまなカタチで私達の生活に関わっています。1つのスポーツに打ち込んだり、フィットネスクラブで汗を流してリフレッシュしたり、また、試合観戦で盛り上がることも、生活の中のスポーツと言えるでしょう。こうした数々の現場で、あらゆる「運動する人」の目的や目標、体力や能力に合わせて指導をするプロフェッショナルが、スポーツインストラクター。「運動が好きだから、インストラクターになりたい」という人も多いですが、まずは専門機関で「教える」知識や技術を学ぶことが第一歩。近年では、生活習慣病などの予防医学、高齢者や障害者のレクリエーションなど、医療・福祉の面からも注目されているので、目指す人は、「プロスポーツ界」「医療業界」など将来のフィールドを見据えて勉強するとよいでしょう。

収入・待遇

スポーツ(フィットネス)クラブの社員の場合、企業の規模や地域によりますが、新卒の初任給は15万円前後が目安。ただし、アルバイトや契約社員からスタートする人も多いようです。スキルを磨き、レッスンプロとして1コマいくら、という報酬制で働く人もいます。

勤務時間

スポーツクラブの場合、1日8時間程度のシフト制が中心。週末勤務もあり得ます。最近では利用客のライフスタイルに合わせ、早朝から深夜まで営業するクラブも。日中は主婦層、夕方は小・中学生、夜は社会人と、混み合う時間別にレッスンを受け持つ非常勤の人もいます。

スポーツインストラクターになるには

スポーツインストラクターになるまでの流れ

こんなにある!スポーツインストラクターの現場

Scene.1 スポーツクラブ〈フィットネス系〉

健康増進やリフレッシュを目的に、運動やスポーツを楽しむフィットネスクラブ。マシン、エアロビクス、水泳など初心者から上級者までさまざまな人に指導するスキル、サービス業としてのコミュニケーション能力が求められる。

Scene.2 スポーツクラブ〈特定の種目〉

水泳、テニス、ゴルフなど特定の種目のスポーツクラブ。技術の向上を目指す利用者が多いため、より専門的な指導能力が求められる。水泳、スキー、サッカーなど指導員の民間資格が確立された種目も多く、取得していると有利。

Scene.3 医療機関・福祉施設

生活習慣病の予防や改善を、運動療法の視点から指導する専門家として病院で勤務。また、高齢者や障害者に対し、無理なく効果を期待できる運動(レクリエーション)の指導など、福祉施設からのニーズも高まっている。医療・福祉の専門知識が必要。

Scene.4 プロスポーツチーム・実業団トレーナー

第一線で活躍する選手のサポート。競技能力やコンディショニングを高める知識や技術が必須で、トレーナーとして高い経験値が求められる。スタッフとして所属、スポーツクラブからの派遣など雇用形態はさまざまだが、実力次第で一流選手をサポートするチャンスも。

Scene.5 フリー・養成校指導員など

スポーツクラブのレッスン、プロチームのコーチング、インストラクター養成校の指導員など、多彩な現場で活躍。営業力が必須で、スポーツプログラマー、健康運動指導者などの資格も強味になる。

スポーツインストラクター

就職&将来性

  • 選手として優秀な実績がある場合などを除き、未経験でいきなりインストラクターとして就職できることは少ない。まずは専門学校などで勉強しながら、情報収集するのが近道。
  • 「水泳が得意」「子どもに教えるのが上手」など、自信のあるジャンルを持つ。あるいはフィットネスクラブで幅広い種目を教えられるなど、自分のアピールポイントを早くから自覚して磨くことが、長く働く上でも大切だ。
  • トップ選手の育成だけでなく、運動・スポーツの裾野を広げるのが大きな役割。体を効果的に動かすことは心身の健康につながり、生きがいとする人も多い。医療・福祉業界との関わりによって活躍の場も広がり、将来性とやりがいは大きくなっている。

どんな人が向いてる?

  • 一般向けクラブの場合は特に、接客業としてのプロ意識を持てる人。“笑顔であいさつ”“上達に対してひと声かける思いやり”で「あの先生がいるからココ」と言われるようになればプロだ。
  • 名選手が名監督になるとは限らない。自分自身は運動が得意じゃなくても、理論に基づき優れた指導ができる人もいる。「できない気持ちがわかる人は伸びる」という現場の声も。
スポーツインストラクター

知っててトクする? 豆知識

目指せ! 体育の家庭教師

首都圏では体育がニガテな小学生に鉄棒や跳び箱などを教える「体育の家庭教師」が人気。北海道ではまだマンツーマン指導は少ないが、小学生向けの基礎的な運動能力向上プログラムを設置するクラブも。今後の注目ジャンルだ。

資格は取ってからも勉強?

スポーツ指導は資格の維持更新がかなり確立している業界。ほぼ毎年、専門機関の講習を受けて指導技術や運動生理学の最新知識を身に付けている人が多い。教えるほうも日々勉強! それだけ責任とやりがいのあるシゴトなのだ。

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アルキタ・オシゴト辞典