Chapter.20 便利な世の中へ、頭フル回転! システムエンジニア

システムエンジニア

システムエンジニアのシゴトって?

「コンピュータがどう動けば、人はもっと便利に、楽しくなるだろう?」人とコンピュータと常に向き合いながら、現代社会を支える縁の下の力持ち、それがSEなのです!

現代に生きる私達は、起きてから眠るまで、コンピュータに関わらない日はほとんどないと言ってよいでしょう。自宅ではパソコンや家電、外出すれば信号や地下鉄などの交通システム、ショップのPOSシステムなど、あらゆるものがコンピュータで制御されています。システムエンジニア(SE)とは、コンピュータがそれぞれの場面や場所で目的に合った働きをするための環境を構築するプロフェッショナル。プログラマーと混同されることがありますが、建築現場に例えるとプログラマーは大工、システムエンジニアは設計士兼現場監督です。顧客がどのような家(システム)を求めているかを把握し、設計図を書き、大工に的確な指示を出して納期までに完成させるのがシゴト。そのため数年はプログラマーとして働きながらシステム設計の勉強をする人も数多くいます。

収入・待遇

技術職として就職すれば、一般的な会社員より高収入が見込めます。北海道では専門学校卒の初任給が17〜18万円程度。システムエンジニアとして実力をつければ、30代で男性の全国的な平均収入を上回る人も。なかにはより高い待遇を求めていくつかの会社を渡る人もいます。

勤務時間

1日8時間、週休2日制が基本ですが、納期直前は残業も多くなります。日中は打ち合わせ、夕方からデスクワークと夜型の人も多く、フレックスタイム制を導入する企業も。プロジェクトが終われば長期休暇を取るなど、自己管理でバランスを取るよう心掛けることも大切です。

システムエンジニアになるには

システムエンジニアになるまでの流れ

こんなにある!システムエンジニアのシゴト

Scene.1 金融・交通などの管制システム

銀行のオンラインシステム、鉄道や飛行機などの交通管制システム、電気やガスなどインフラの制御など、社会基盤に関わるシステム作り。高い専門性が必要なため、SEの中でも同じ業界での経験が豊富なエキスパートが携わることが多い。

Scene.2 企業内業務のコンピュータ化

ネットショッピングや携帯電話のアプリケーション作りなど、ITに直結する業務以外にも、サービス業の顧客管理、工場の製造管理など企業のあらゆる業務をコンピュータ化するためのシステム作り。顧客企業の業務を十分に理解するための知識やコミュニケーションが大切。

Scene.3 ネットワークセキュリティ

顧客企業が求めるネットワーク環境の設計、不正な侵入やシステムダウンを避けるセキュリティシステムの設計や維持が主なシゴト。この分野に強いSEは先端企業からのニーズが高い。

Scene.4 カスタマーサービス

SEとしての正式なシゴト内容からは離れるが、企業によっては自社のカスタマーセンターに配属され、システムを提供した企業へのサポートを担当することも。システム障害や苦情・質問に対して的確なサポートを行う。

Scene.5 組込み系・その他

家電や自動車、携帯電話など各種製品に組み込まれるシステムの開発を行う。ハードウエアとソフトウエアの関わりなど、“組込み”ならではの知識が必要。ほかに、会計ソフトなどパッケージ商品の開発を専門に行う企業もある。

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就職&将来性

  • SEは全国的な人材不足。北海道でも新卒者を積極的に採用する企業が増えており、専門学校などでしっかり勉強すれば、業界への就職は高い確率で実現できる。SEとしてどの分野に関わりたいかを、学生時代からイメージしておくことも大切。面接で尋ねられることがある。
  • 先端のプロジェクトを求めて首都圏での就職を望む人も多い。が、北海道独自のシステム開発に取り組む道内のIT企業も多く、「自分の力を地元で生かしたい」という人にとっては、道内企業は大きな活躍の場となるかも。
  • 優れたSEは企業だけでなく、国の根幹を支えるシゴトを担うこともある。より便利で幸せな世の中へ、未来を見据えてシゴトに挑める人間性の高いSEが今後ますます求められるだろう。

どんな人が向いてる?

  • システム設計やプログラミングはわずかな不備でもテストをクリアできない緻密な業務。論理的な思考力、問題解決力、検証と改善を繰り返せる忍耐力が必要だ。
  • 人が好きな人。SEはシステムを通して相手を喜ばせるのがシゴト。顧客企業に長期でデスクを置いて働くこともあり、コミュニケーション能力がとても大切。
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知っててトクする? 豆知識

“デジタルデバイド”って?

情報技術を利用できる人とできない人の間に生まれる格差のコト。これをなくすのがSEの使命で、例えば高齢者が使いやすい携帯電話もその1つ。緻密な設計で、表面的にはシンプルかつ使いやすいシステム作りがSEの美学かも。

「すごい」「便利」が達成感

金融システムや家電製品など、手掛けたものの様子を見に街へ出かけるSEも多い。無事に動く様子や「これ便利!」という声に「鳥肌が立つほどの達成感を感じる」という人も。逆に「コレ使えないな」は大ショックの禁句だとか。

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アルキタ・オシゴト辞典