Chapter.24 「住みやすさ」という幸せを演出!

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーター(IC)のシゴトって?

住む「家」や働く「店」。長くいる空間は快適でありたい!
インテリアコーディネーターとは、豊富な知識と磨いたセンスで心地良い空間を演出する、クリエイター系職人なのです!

あなたの部屋には、何か特徴やこだわりはありますか? 「落ち着けるようグリーンの色調で統一している」「たくさんのCDを収納する大きな棚がある」…など、それぞれに自分ならではの住みやすさが表れている部分があると思います。ICは、その住みやすさ=ライフスタイルをプロの視点からとらえ、快適な空間を細部にわたって提案する専門家。「人のいる場所ならどこでも」と言える程、シゴト内容は幅広く、新築の一軒家の内装をまるごとデザインすることもあれば、顧客のイメージに合う家具探しに駆け回る日も。センス重視のオシャレなシゴト…というイメージが先行しがちですが、建築資材や施工管理の知識、コンサルティング能力も必須。専門学校で学んだり、関連企業で実務経験を積むことがプロへの第一歩です。

収入・待遇

会社員なら給与は各社規定に準じます。実務経験なしで入社した場合の初任給は一般企業の平均より下回ることもありますが、経験や資格取得により優遇されます。「土日のみショールーム勤務」などパートの場合は、日当や時給となります。独立すれば高収入も夢ではありません。

勤務時間

社員なら1日8時間、週休2日制(または4週6〜7休制)が中心ですが、インテリアショップやショールームに限らず、土日は出勤し、火曜や水曜などの平日を休みに充てている企業もあります。調べ物や資料作成などの業務が多く、プレゼンや納期前は残業も増えるでしょう。

インテリアコーディネーターになるには

インテリアコーディネーターになるまでの流れ

こんなにある!インテリアコーディネーターの現場

Scene.1 住宅メーカー

建築時から住宅デザインをトータルに提案。建築士は建物を建てるプロ、ICは顧客のライフスタイルに合わせて床、壁、家具、ファブリックなど空間の調和を考えるプロとして分業化されていることが多い。設計図面の知識も必須。

Scene.2 各種メーカー

家具、照明、カーテン、庭などのメーカーで商品開発や販売に携わる。また、福祉関連総合メーカーでは高齢化社会に応じた暮らしを提案するICのニーズが高く、「福祉住環境コーディネーター」の資格を取得して活躍する人も多い。

Scene.3 設計・デザイン・リフォーム会社

マンション、店舗、ホテルなどさまざまな空間のデザインやリフォームを受注。目的に応じた幅広い商品知識とコーディネート力が求められる。顧客へのプレゼンテーション能力や、施工会社とのコミュニケーション力も重要なスキル。

Scene.4 インテリアショップ・ショールーム

大型家具店やデパートのインテリアフロアで、部屋のイメージを構成するディスプレイやライフスタイルの提案を行う。システムキッチンやユニットバスのショールームでは、より生活者の視点に立った接客サービスが求められる。

Scene.5 独立開業

企業に勤めずいきなりフリーという人もいるが、学校だけでは覚えきれない商品知識を得るためには数年の勤務経験は大切。営業力はもちろん、設計会社、各ショップ、什器メーカー、工事を行う施工会社などとの幅広い人脈が成功のカギ。

インテリアコーディネーター

就職&将来性

  • 学校に通う人の中には、20代、30代の転職希望者、子育てが一段落した40代の女性も。歴史ある学校は業界とのパイプも太く、就職のサポート体制も整っている。求人誌等で頻繁に求人を探すことも近道に。
  • ICは建築のプロではなく、「住む人」「使う人」と「空間」の相性を高めるプロ。結婚や子育ての経験がプラスに働き、長く続けられる職業としても注目度が高い。核家族化、高齢化など社会の動きに応じた住空間を提案できるICも求められており、将来性は十分。
  • 快適な住空間は住む人の人生を豊かにするほどのチカラがあり、やりがいは大きい。顧客にとって安い買い物ではないため、信頼に足るプロとなるべく、自分磨きを続けられる人が成功する。

どんな人が向いてる?

  • インテリア関連の店はもちろん、新しい飲食店や美容室、ホテルなどへ積極的に出向き、観察できる人。映画、美術、洋服などなんでも見て自分の感性を常に磨ける人。
  • 顧客から何かと頼られることの多いIC。内装を手がけた店のオーナーから「君、センスいいからDMも作って」と予想外の依頼がくることも。柔軟性とサービス精神が大切だ。
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知っててトクする? 豆知識

絵がヘタでもパースは描ける!

ICに欠かせないのが、顧客に空間イメージを伝える手描きの「パース」(空間透視図)。「絵はニガテ!」という人でも、点と線を使い理論に基づいた描画技法を学び、コツをつかむと1〜2年でうまくなるというから安心だ。

“板ばさみ”は宿命!?

顧客と施工会社の間で調整役となったりするのもICの役目。店の内装工事で顧客から突然「カウンターの形を変えたい」と言われ、現場の大工さんには「そりゃムリ」と怒られてひと苦労!…なんてトホホ話は日常だとか。

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アルキタ・オシゴト辞典