Chapter.31 幸せな食空間の演出家!フードコーディネーター

フードコーディネーター

フードコーディネーターのシゴトって?

テーマは「おいしく・楽しく・体に良く」食べてもらうこと!
フードコーディネーターとは、あらゆる現場で“食”を通して人を幸せに導く、フードビジネス界の総合プロデューサーなのです。

料理を人に振る舞ったり、飲食店の新メニューにワクワクしたり、“食”というジャンル全般に興味がある人も多いでしょう。それをシゴトにしたいと考えている人にぴったりの職業が、今回紹介するフードコーディネーターです。食材の知識や調理技術だけでなく、飲食店のメニュー開発やコンサルティング、テレビや雑誌の料理コーナーで紹介するレシピ作り、テーブルコーディネートなど、シゴト内容は多岐に渡ります。プロになるには、スクールに通って資格を取得するほか、クッキングスタジオでアシスタントとして働いたり、食品メーカーやフードチェーンの本部で経験を積んで独立する人も。実力勝負の決して甘くない世界ですが、自分の個性やアイデアを生かし、“食”を通して人とつながりたいと考える人には、やりがいの大きなシゴトです。

収入・待遇

修業時代の環境は人それぞれで、フードチェーンの社員、クッキングスタジオのアルバイトなど、勤務先により収入は異なります。フリーランスの場合、年収200〜400万円程度がスタートライン。腕を磨いて店舗プロデュースやメディアで活躍するなど、高収入を得る人もいます。

勤務時間

企業の社員として働く場合は、1日8時間、週休2日制や4週6休制が基本。飲食店の本部なら午後から深夜までの勤務もありえます。フリーランスは写真撮影、レシピ作り、イベント出演など複数のクライアントのシゴトを抱えていることも多く、不規則になりやすいでしょう。

フードコーディネーターになるには

フードコーディネーターになるまでの流れ

こんなにある!フードコーディネーターの現場

Scene.1 商品開発

レストランや居酒屋などあらゆるジャンルの飲食店に、メニュー開発のブレーンとして参加。また、洋菓子や惣菜など食品メーカーの商品開発、テレビ番組や雑誌の料理コーナーで紹介するレシピ作りで活躍する人も。消費者が喜ぶアイデアや、トレンドのリサーチ力が必要。

Scene.2 飲食店プロデュース

新店舗のコンセプトづくりから調理オペレーション、内装までトータルプロデュースを任されることも。お客様への対応や、原価計算、数字の分析能力も重要。フードチェーンの本部で企画・販促を担当する人も。

Scene.3 テーブルコーディネート

料理写真の撮影などで「食空間」を演出するテーブルコーディネートを行う。器やカトラリーの知識、おいしく見せるテクニックや色彩学に加え、カメラや照明のスキルも強味に。これ専門のプロは「フードスタイリスト」とも呼ばれる。

Scene.4 料理研究・執筆

料理教室やメディアを通して、自分の開発したレシピを紹介。「野菜で健康に」「プロの味を家庭で」など素材や調理法のオリジナリティーが大切。名前を売り、書籍の執筆やメディアの露出を中心に活躍する人もいる。

Scene.5 その他

自治体・企業・教育機関と連携した食育指導、百貨店やスーパーのバイヤー、食品ショッピングサイトの運営、講師など。ノウハウを生かして飲食店オーナーとして独立する道もある。

フードコーディネーター

就職&将来性

  • 社会人スクールに通うのは、20〜30代の転職希望者、調理師や栄養士の資格保持者、フード業界や流通業界で働きながら「より幅広い知識を身に付けたい」「食の世界でフリーランスとして働きたい」という人などさまざま。
  • スクールでは、講師を通じて人脈づくりやプロの現場を体験できるチャンスもあるので、積極的に輪を広げることが大切。資格やスキルの取得後は、自ら就職先やシゴトを開拓するバイタリティーも必要だ。
  • 2005年に食育基本法が施行されるなど、「食」の重要性が見直され、外食産業も多様化するなか、食材の知識・調理技術・ビジネスセンスを兼ね備えたプロへの期待が高まっている。

どんな人が向いてる?

  • 「コラーゲン入り美肌スイーツ」「働くママの節約お弁当レシピ」など流行や社会の動きをキャッチして商品化できる人。経済や農業など幅広い興味を持つことが大切だ。
  • 飲食店スタッフ、ソムリエ、編集者やカメラマンなどあらゆる職業の人とチームワークで行うシゴトが多いため、人脈づくりやコミュニケーション能力も実力となる。
フードコーディネーター

知っててトクする? 豆知識

東京と北海道の違いって?

もしも「テレビ・CM業界」「料理雑誌の編集」など1つのジャンルに特化したいなら、舞台は東京となるだろう。札幌を中心に働くなら逆に「これしかできない」は通用せず「なんでもできます!」と胸を張れる人が重宝される。

まずは魚をおろすべし!?

食材に詳しく企画力も素晴らしい!が実は、「包丁持つのは苦手」「魚をおろせない…」と言う人がスクールに来ることも。まずは調理技術があってナンボのシゴト。それがどうしてもダメなら「フードアナリスト」向きかも!?

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アルキタ・オシゴト辞典