「私、横浜の出身でして」
―そうなんですか
「夫の仕事の関係で、札幌に来ました」
―ほう
「そのあと下の娘も生まれまして。あの頃は、子育て一色の毎日でしたね」
―なるほど
「で、そろそろ幼稚園か保育園に通わせようかなという時期が来まして」
―ええ
「そこで夫と、ちょっと揉めました(笑)」
―と言うと?
「私は3年保育がいいと思ってたんですよね。でも夫は、2年で充分だ、もう1年待ってみようって」
―で、その勝負はどうなりました?
「見事に私が勝ちました!」
―お子さんは3年保育に
「ええ。ひとまず、時間ができますよね」
―はい
「働くか、このまま専業主婦を続けるかで迷いました」
―分岐点ですね
「ええ。それで…」




