シニアワーキングさっぽろ「仕事体験つき 60代からの仕事説明会」レポート

10月から11月にかけて4回にわたり、札幌コンベンションセンターや地区の体育館において「仕事体験つき 60代からの仕事説明会」を開催しました。このイベントは、シニア世代の雇用促進に取り組む札幌市が主催する「シニアワーキングさっぽろ」事業の一環として実施されたもの。人材確保に悩んでいる企業が直接シニアの方々と出会い、仕事内容を説明したり、仕事の一部を体験してもらう場を提供することで、確かな雇用につなげていくことを目的としています。イベント運営は（株）北海道アルバイト情報社が担当しました。

10月3日・4日の2日間で約1000名が訪れた札幌コンベンションセンターには、おなじみの飲食店やコンビニチェーンのほか、コールセンター、介護、警備業など、さまざまな業界の企業ブースが勢ぞろい。来場者の皆さんが気になったブースを次々に訪れ、企業の担当者による、仕事内容や研修制度等の説明に熱心に耳を傾けていました。
その後も南区・北区・西区体育館で開催したこのイベントの特徴は、参加するすべての企業がシニア世代の採用を前提にしているということ。「自分はもう歳だから、面接を受けられないのでは？」「きっと、年齢制限に引っかかるはず…」など、ご自身の年齢を気にすることなく、気軽に話を聞くことができます（ちなみに、2007年に施行された改正雇用対策法により、求人における「年齢制限」は原則禁止となっています）。
また、「仕事体験つき」とあるように、お店のレジ打ち体験やパソコンの入力体験、簡単な調理体験など、参加企業が行っている仕事の一部を実際に体験することも可能。お仕事体験をした方からは、「自分が働く姿をイメージできた」「想像よりも簡単だった」などの声が聞かれました。