NORD（ノール）

舟木　で、何を目標にしようか考えた時、テレビに出てみたいと思ったんです。それから札幌市内の劇団に入り、中学2年生のころにオーディション番組に応募しました。
島　僕はこの通り日本語がヘタですし、イメージとは違って勉強が得意じゃなく…塾に週4日通っていました。
一同　いや、イメージ通り…（笑）。
島　どんな道を目指そうか迷っていた時、友人がオーディション番組のことを教えてくれたんです。歌で勝負できると聞いて受けてみたら、運良く決勝まで残ることができました。その時に自分の歌声で泣いているお客さんを目の当たりにし、こんな形で感動を伝えることができるんだとうれしくなってエンターテインメントの世界に入りたいと強く思いました。

―初めてのバイト経験は？
舟木　友人の紹介で始めたイタリアンレストランです。ホールスタッフとして接客やドリンク作りを担当しました。店長がこの活動に理解があって、シフトも調整してくれましたし、「よく周りを見てエンタメの世界でもオールラウンダーとして活躍できるように勉強してみて」と言ってくれたのがうれしかったです。
安保　僕は高校時代、同じ飲食店でも居酒屋のキッチンを経験しました。おつまみや一品料理を作ったり、調理の技術も数多く学べました。
島　高校生のころに地元深川の道の駅でソフトクリームやおにぎりを作るバイトをしました。特にソフトクリームの渦巻きを作るのが難しく、よく形を崩してしまい…。でも、失敗したものは食べて良かったので、ある意味ラッキー（笑）。僕が下手でも周りの人はやさしく接してくれました。
瀧原　高校3年生の冬に札幌ドームのたこ焼き屋さんでバイトをしました。きっかけというきっかけはなく、友人に誘ってもらって何となく始めたんです。ただ、その時のお客さんの中で僕のことを覚えてくれていた人がいて、後にライブで「札幌ドームでたこ焼きを売ってましたよね！」って声をかけてもらいました。
花岡　洋服が好きなので高校生のころにアパレルショップでバイトをしました。服の色やシルエットの効果を勉強するのが本当に楽しかったです。マナーや所作、言葉遣いも学べました。

―バイトの経験が今に生きていることは？
花岡　アパレルショップでは初対面のお客さんと接することも多く、距離感を上手く保ちながら商品の良さをPRすることが求められました。僕はメンバーの中でも「しゃべるポジション」なので、こうした接客の経験が役に立っています。
瀧原　確かに。僕もアパレルショップでバイトをしたことがあって、周りとの関わり方が格段にレベルアップしました。人間として成長できたと思います。
安保　僕らはユーチューブチャンネルも持っています。「男の料理にチャレンジ」といった企画では居酒屋のキッチンで覚えた包丁さばきや味付けがメチャクチャ活きています。
―バイトにまつわるアドバイスは？
舟木　バイトは学校や身内以外の人脈が広がりますし、いろんな出会いがあります。給料の他に、目標を持って働いてみると良いのではないでしょうか。