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バイトがあって今がある ソナーポケット

2020年3月2日 公開

夢や目標から逆算すると、
バイトも選びやすいよ!

ソナーポケット
写真左からko-daiさん(歌い手)、eyeronさん(歌い手)、mattyさん(トラックメーカー)
撮影協力/Northern Kitchen〜All Day Dining〜(札幌市中央区南2条西5丁目26-5 ラ・ジェント・ステイ札幌大通2F)
「ソナポケ」の愛称で親しまれ、メジャーシーンの第一線で10年以上活躍している「ソナーポケット」。メンバーのアルバイト経験や若い世代へのアドバイスを語ってもらった。

串焼き店のバイトと
「自分磨き」と!?

―音楽に興味を持ったきっかけは?
eyeron(敬称略・以下同) 友人の姉ちゃんがDJをやっていて、海外のラップやブラックミュージックに触れたこと。歌詞の内容は分からなかったけど、とにかくカッコ良くて刺激的だったし、「コレはモテそうな音楽だな」と(笑)。
ko-dai 父親がミュージシャンで、吉川晃司さんのライブでベースを弾く姿を何度も見たことがあります。音楽が本当に身近な環境だったから物心ついた時には歌手になろう…というより、歌手になるんだろうなって思ってましたね。
matty 自分も父の影響が強いです。家でギターを弾く姿がカッコ良く映り、「オヤジがギターなら、オレは別の楽器だ!」とベースを始めたんです。同時期に音楽シーンでメキメキと存在感を増してきたユニコーンさんの楽曲にもハマりましたね。
―高校時代にバイトの経験は?
eyeron 自分で遊ぶお金は自分で稼ごうと思い、高校1年生のころに串焼き屋さんでバイトを始めました。ラッパー風にいえば「メイクマネー」ですね(笑)。裏方として1日に大量の串打ちをする単純作業の繰り返しでしたが、意外と楽しみながら働けました。後に大学に進学しますが、僕は一度高校を中退しているので、ガソリンスタンドとかドラッグストアとか、いろんなバイトを経験しました。
ko-dai 母の知り合いに頼まれてポスティングのバイトを始めました。顔見知りなので気軽に働けた反面、お金を稼ぐのは大変なんだなって肌で感じたことを覚えています。
matty 高校が自宅から1時間くらいかかる場所にあったのでバイトはしていませんでした。帰ってからドラマの再放送を見たり、「自分磨き」に専念してた感じです…いや、昼食代を削って、輸入盤のCDとかも買ってましたけど。
一同 (笑)。

メンバー全員が、
プールの監視員経験者!

―mattyさんの初バイトは?
matty 大学時代に始めたファミリーレストラン。当時、DJとして活動をスタートしたばかりで、トラックを作るためのサンプラーという機材が欲しかったんです。ホールもキッチンも兼任してましたが、余った食材で自分のまかないを作ってたのが思い出に残っています。
―印象深いバイト先は?
eyeron ガソリンスタンドです。周りの仲間に恵まれましたし、10代から60代まで幅広い人の価値観に触れられたのが良い経験だったかな。お客さんが安全に運転できるよう「オイル交換が必要」とか、相手のことを思って会話するスキルも身に付きました。
matty 確かに学校の友だちとは違ったコミュニティに加わるのは新鮮。ファミリーレストランの後は焼肉屋さんでバイトを始め、年の離れた人ともよく遊びに行きました。
―バイトと音楽活動は両立できた?
ko-dai ソナポケの結成当初、僕は福祉施設で働いてましたが、仕事が終わった後に曲を作り、週末にライブを開くというように時間を上手く使うようにしてました。体力も気力も必要だったけど、絶対に成功するって根拠のない自信が自分を突き動かしていたんですよね。
eyeron 当時、プール監視員のバイトをしていました。午前から夕方までは外のプール、17時以降は屋内プールとかなり働き詰めだったけど、音楽活動が楽しくて、辛いと思ったことはなかったかな。
matty ちなみに、自分もプール監視員のバイトを経験したことがあります。
ko-dai あ、オレも(笑)。

バイトの経験から、
ライブスタッフに労いを。

―今につながるバイト経験は?
matty バイトではなく契約社員だったんですけど、レコード会社の外回りとして働いていたことがありました。主にラジオ局やテレビ局に新譜を持ち込み、番組に流してもらえるか交渉していたんです。ソナポケに加入した後は、自分たちの楽曲をCD-Rにするだけでなく、紙の資料も作成したことで、認知度アップに役立ったと思います。
eyeron ライブスタッフのバイトが今に生きています。設営とか警備とか、いろんな仕事を経験したことで、ステージは支えてくれる一人ひとりの存在があって成り立つものだと実感しました。なので、今もライブスタッフにはできる限り感謝の言葉を伝えるようにしています。
ko-dai 自分は音楽活動のためにバイトをするというシンプルな理由で働いてました。けれど、どんな職場でも誰かに必要とされていることを感じる瞬間が絶対にあったんです。抽象的かもしれないけれど、「仕事=誰かを笑顔にするためのもの」というスタンスを学んだ気がします。
―最後に若い世代へメッセージを!
eyeron 今は昔より個の時代だと思うけど、一方でSNSを中心に発信の場が広がっています。テレビやラジオだけが情報源の時代よりもチャンスがつかみやすいので、失敗を恐れずに…というよりも若いころの失敗は成功への第一歩だから、どんなことにも飛び込んでほしいですね。
ko-dai そうだね。一歩を踏み出すというアクションはとても大事。その一つがバイトでも、自分が起こした波が少しずつ広がって、夢とか目標にたどり着くかもしれない。
matty 今は夢を持って行動する若い人が少ないような気もするけど、ゴールに向かってアクションを起こすのってモチベーションにつながります。むしろ夢を叶えるために必要な金額や学びを逆算してプランを立てると良いんじゃないかな。そうしたらバイト先も自ずと浮かび上がってくると思うよ!

ソナーポケットの思い出バイト

ko-daiさん/ポスティング
高校時代に初めて経験したバイト。大変だった割に時給はそれほど高くなく、お金を稼ぐのは大変だと実感しました。
eyeronさん/ライブスタッフ
ミッシェル・ガン・エレファントさんのライブでは、VIP席の警備を担当しました。物々しい雰囲気にちょっと緊張(笑)。
mattyさん/焼肉店
スタッフが威勢よく働くお店だったので、すぐに打ち解けられました。仲間の輪や絆が強かった職場です。

プロフィール

ソナーポケット
名古屋市出身のko-dai(コーダイ:Vo.)、eyeron(アイロン:Vo.)、matty(マティ:トラックメーカー)によって、2005年に結成。ユニット名の由来は、いつでもポケットに入れて持ち運べるような心に寄り添う歌を届けたいという願いから。2008年シングル「Promise」でメジャーデビュー。10周年イヤーの2018年には、約2年半ぶりとなるオリジナルアルバム「flower」を発表。
オフィシャルサイト:http://www.sonapoke.jp/

バイトがあって今がある

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