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アルキタ・オシゴト辞典 Chapter.2 音の現場にこのプロありき!PAエンジニア

PAエンジニアのシゴトって?

ライブハウスで「卓」を操作している人、見たことない?
PAとは豊富な機材と鋭い耳を駆使し、演奏しやすい&聴きやすい
環境をつくる音響のスペシャリストなのです!

「PA」とは「Public(大衆)Address(演説)」の頭文字をとったもの。イベント会場でマイクやスピーカーなどの機材を使い、声や音楽を観客に伝えるのがPAエンジニアの役割です。イベントの趣旨や会場に合わせた機材選び、ステージのセッティングも担当。リハーサル、本番を通して、すべてのマイクが拾った音を「ミキサー卓」と呼ばれる機械に集め、それぞれの音量や音質を調整して最高の状態でスピーカーに送り出します。例えば私達がライブハウスでバンドの演奏を楽しむとき、ドラムやギターの音、ボーカルの声がトータルでバランスよく聴こえるのは、PAエンジニアが調整した音がスピーカーで鳴っているからです。また、ステージ上のアーティストが自らの演奏を聴くための「モニタースピーカー」の音づくりも大切なシゴトです。
勤務時間
イベントが多い土日・祝日の勤務は必須。音響プランの作成や打ち合わせなどは平日に行われることが多いですが、新人時代はまずたくさんの現場を経験することが第一。会社員なら規定の勤務時間や休日はありますが、シゴトの内容に応じて不規則になる場合が多いでしょう。

PAエンジニアになるには

  • 学ぶ
    電気・電子系大学
    音響系専門学校
    専門的知識・技術を学ぶ

  • 就職
    音響会社
    ライブハウス・コンサートホール
    イベント会社
    ホテル
    など

  • PAエンジニア
    特別な資格は不要。でも現場に出たからといってすぐ「音づくり」に携われるわけではない。
    数年は現場で体を動かしながら勉強すべし。

知っておきたい!PAエンジニアの3ステップ

  • 「ステージマン」
    マイクやスピーカーなどの機材をステージ上にセッティング。新人は主にここからスタート。

  • 「モニターオペレーター」(モニターミキサー)
    ステージ上の演奏者が演奏に必要な音を聴くモニタースピーカーの音を調整。

  • 「メインオペレーター」(ハウスミキサー)
    ミキサー卓を操作して観客が聴く音をつくる、音響の最高責任者。

就職&将来性

規模の大きな音響会社は新卒採用も行うが、ほとんどが中途採用。即戦力を求めて専門学校などに求人を出すケースも多いので、学校や業界の関係者でない場合は自力で情報を集める努力が必要。

舞台関係で唯一の国家資格である「舞台機構調整技能士」は、筆記と実技試験があり、3級が初心者、2級が中級者、1級は上級者。PAは資格がなくてもできるが、資格保持者は就職の際に優遇されることもあるので、要チェック。

どんな人が向いてる?

依頼主(演奏家やイベント主催者)の求める音を実現するのが使命なので、コミュニケーション能力は必須。音響の責任者になればイベント進行状況の把握、トラブルへの臨機応変な対応も求められる。

バンドなどでの楽器演奏経験者が多い。演奏者の立場が理解しやすいメリットはあるが、その経験が必ず必要というわけではない。
東京と北海道の違いって?
有名歌手のほとんどは東京から専属のPAを連れてツアーをまわる。現地の音響会社では機材の用意やセッティングのみを行うことが多い。もしキミが「好きな歌手のPAを担当する」という夢を抱いているなら、東京での就職も視野に入れることを考えたほうがいいかも。
夏がピーク、冬は冬眠?
北海道は夏の屋外イベントが盛んなため、道内のPAは6月〜8月がフル稼働。反対に1月〜3月はイベントが少なく、シゴトが落ち着くというのが一般的。

アルキタ・オシゴト辞典

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