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バイトがあって今がある RIP SLYME

2025年9月22日 公開

バイトって「単なる自分」を社会的価値に変換してくれる。

写真左からPESさん(MC)、SUさん(MC)
メジャーデビュー25周年イヤーとなる2025年、5人のオリジナルメンバーが1年の期間限定で再集結した「RIP SLYME(リップスライム)」。今回はPESさんとSUさんの音楽の軌跡やアルバイト経験にフィーチャー!

ブラックミュージックとアイドルカルチャーの融合!?

―音楽に興味を抱いた原体験は?
PES(敬称略・以下同)もともと母親がマイケル・ジャクソンとかホイットニー・ヒューストンを好きだったのもあって、彼ら彼女らの音楽を聴きながらも、テレビはアイドルが花盛りの時代。だから、ブラックミュージックをベースに、アイドルカルチャーを謎に浴びていたみたいな感じです。
SU でも、今は見事に融合している気がするね。
PES アイドルだけを聴いていたら、こうなってなかったのかもしれないね。
SU 僕は高校生のころにバンドブームがあってギターを始めた…けど挫折して、そこからダンスのほうにシフトしていったかな。男性アイドルの踊りのマネをしていたのが音楽を始めることにつながっていったと思います。
PES 当時…僕が小学生くらいのころには、街のCDショップにヒップホップやラップというコーナーすらなくて、ジャンルとか気にせずにRUN‐DMC(ラン・ディーエムシー/アメリカのヒップホップグループ)とかを聴いていたね。SUさんはヒップホップとかラップってどういうものだった?
SU 同じ感じ。友達の姉ちゃんがヒップホップを聴いていたんだけど、当時はジャンルがどうこうではなく、ダンスの踊りやすい曲という印象だったかな。
PES でも、今の子たちも最初はジャンルなんて問わず、ただそこにある好きな音楽を聴くというのは変わらないかもしれないね。

ハンバーガーショップでチャーハンを作る日々

PESさん

―初めてのバイトは?
PES 高校1年生のころに始めた大手ハンバーガーショップのバイト。
SU なんでハンバーガーショップだったの?
PES それこそ、オフィシャルなバイトっぽいイメージがあったから。当時は既に音楽活動を始めていたので、その費用を捻出するために始めました。
―ハンバーガーを作っていたんですか?
PES はい、基本的にはキッチンの担当。ただ、当時、その大手チェーンは、なぜか中華を販売し始めたタイミングだったんです。ハンバーガーショップのバイトなのに、チャーハンを作らされるみたいな日々だったなぁ。
SU そんな中華をプッシュしていた時代、あったっけ?
PES あったんだよ。びっくりだよ。大手でも迷走する時期ってあるんだね。
―SUさんの初バイトは?
SU 高校生のころに始めた新聞配達です。バスケ部に入っていたので、足腰を鍛えるにも良いかな、と。
PES 移動は原付?チャリ?
SU 最初はチャリで配達して、免許を取ってから原付。
PES 世界変わったでしょ。
SU とにかくラクでラクで、世界が変わったね。でも、一回、雪の日に転んで、新聞が全部びしょ濡れになっちゃった。怒られるし、社員さんに手伝ってもらって配り直したのも恐縮した記憶があるね。
PES あと、僕はハンバーガーショップの後、ヒップホップの世界の先輩が開いた洋服屋さんでバイトをしました。しばらくした後にKREVA(ラッパー)くんもバイトで入ってきたんだけど、彼は店長クラスに有能でね。
SU 具体的にどんな?
PES 試しに一回アメリカに連れて行っただけで、もう買い付けができるようになるレベル。あまりに有能すぎて「俺、マジでいらねーじゃん」と思って、辞めちゃったもん(笑)。

バイトが人たらしのスキルを培った!?

SUさん

―バイトが今に生きていることって?
SU めちゃくちゃあります。全部じゃないですかね。新聞配達では足腰が鍛えられたし、引っ越しのバイトでは冷蔵庫を持って登れる階段かどうかが一発で分かるようになったし、飲食店での料理経験や清掃の仕事も生活に役立っているかな。
PES いや、冷蔵庫を上げ下げするとかじゃなくて、今の音楽とかRIPに生きてることを聞かれているんだと思うけど(苦笑)。
SU あ、バイト友だちとすぐに仲良くなる…いわば人間関係の作り方は培われたかな。
PES 確かにSUさんは人たらしなんですよ。すぐその場の人と仲良くなるもんね。
―(笑)。PESさんは?
PES MELLOW YELLOW(メローイエロー)というヒップホップグループのKIN(キン)さんがデザイナーでもあって、一緒に遊ぶうちにPCに触れるようになったんですね。で、僕もバイトでフライヤーとかリーフレットのデザインとかするようになって。昔はRIPのグッズも作っていたし、今も自分の動画は自分で制作しているから、デザインとかPC操作の経験はかなり生かされていると思います。
―最後に読者へのメッセージを!
PES 僕はラッパーからアイドルまで若い子をプロデュースすることも多いんです。いつも言っているのは、人間に一番大事なリソースは時間だから、時間をどう使うかを考えようっていうこと。だから、家でボーッと動画を見てるくらいなら、バイトをしたほうが良い。バイトって、「単なる自分」を社会的な価値に変換してくれることも実感できるから。
SU 僕からは最後に宣伝。RIP SLYMEのBEST ALBUM「GREATEST FIVE」が好評発売中です。そして10・11月にはツアーも開催します。既にチケットはSOLD OUTですが、11月9日には札幌公演もあるので、来られる方は乞うご期待!

RIP SLYMEの思い出バイト

PESさん/ハンバーガーショップ
15歳のころから1年くらい働いたかな。基本は裏方の調理でしたが、最後のほうは少し接客も経験しました。
SUさん/ゲームセンター
僕がRIP SLYMEのメンバーに加わってからも続けていたバイト。メンバーが遊びに来てくれたこともありました。

プロフィール

RIP SLYME
1994年結成。2001年「STEPPER'S DELIGHT」でメジャーデビュー。斬新なアイデアのビートと個性溢れるMC陣のマイクリレーからなる独自のHIP HOPを鳴らし続ける。日本のHIP HOPアーティスト史上初の日本武道館単独公演、5万人野外ライブなど、数々の実績を残した。活動休止とメンバー脱退を経て、2022年よりRYO-Z、ILMARI、FUMIYAの3人体制で活動した後、2025年4月からPES、SUがメンバーに復帰し再び4MC+1DJ編成に。
オフィシャルサイト:https://ripslyme.com/

インフォメーション

●最新リリース情報
ALBUM「GREATEST FIVE」

[初回限定盤]WPCL-13654/6:5,500円(税込)
[通常盤]WPCL-13651/3:4,200円(税込)
●ライブ情報
RIP SLYME TOUR 2025
DANCE FLOOR MASSIVE FINAL

11月9日(日)Zepp Sapporo
開場17:00/開演 18:00
1F立見:11,000円(税込・ドリンク代別)
2F指定:12,100円(税込・ドリンク代別)
2F立見:11,000円(税込・ドリンク代別)
お問い合わせ:WESS
https://wess.jp/contact/
※チケットはすべてSOLD OUT

バイトがあって今がある

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