林業女子にトラガール！？女性が活躍している意外な仕事

2019年2月14日公開

一次産業の現場や建設業界など、ある程度体力の必要な仕事は、かつて「男の職場」といわれていました。けれど、ここ最近は建築現場でも、林業を行う森の中でも、トラックの運転席でも、生き生きと働く女性を目にすることが多くなっています。今回は、かつての「男の職場」で活躍する○○女子や△△ガールにズームアップ！

トラガール

トラックで荷物を運ぶ仕事といえば「トラック野郎」に代表されるように、昔は男性の職業というイメージが強かったもの。けれど、近年は女性ドライバーの「トラガール」が徐々に増えつつあります。
「私は普通免許しか持っていませんでしたが、5トンまでのトラックに乗れる準中型免許の取得費用を会社が負担してくれるというのでチャレンジしました。大きな車を運転するのってあこがれだったんですよね。ウチではキャスターの付いたゲージごと荷物を積み下ろしするので女性の力でもラクラク！」（33歳／トラックドライバー）

林業女子

山の中に入ってチェーンソーで木を切り倒したり、腰をかがめて植樹したり、林業の仕事はハードなイメージ。ところが、最近は自然たっぷりの森や山を積極的に選ぶ「林業女子」に注目が集まっています。
「山登りが好きだったので林業の仕事を目指しました。森を歩き回ったり、少し重い道具を持ちますが、女性に務まらないほどではありません。むしろ、チェーンソーの扱い方やパワーショベルを乗りこなす繊細な技術のほうが大事。それも先輩が丁寧に教えてくれます。最近は簡易トイレを備えた車両もあるのでそのあたりも安心ですね」（28歳／林業作業員）

土木系女子

「ドボジョ」なる漫画が人気になったり、建設現場で働く女性の写真集が出版されたり、「土木系女子」の認知度が高まってきています。とりわけ、内装業や電気設備関係、塗装業といった細やかさや技術が求められる職種に、女性が活躍できるチャンスが広がっているようです。
「子どものころは、男子に混じってプラモデルを作るのが好きでした（笑）。なので、ものづくりに携われる職場として建設会社を選んだんです。力仕事は男性がフォローしてくれますし、職人さんから『女子がいるおかげで現場が明るくなった』なんて言われることも多くて、楽しく働けますよ」（24歳／施工管理）

ママタクシー

国土交通省では、子育て中のママにタクシードライバーの仕事を選んでもらうための「ママLOVESタクシー」の取り組みを推進中。実際、「日中の乗務だけ」「パート勤務」など、子育てしやすい働き方に力を入れているタクシー会社も増えているようです。「ママタクシー」はこれからますます注目度が高まってきそう。
「面接の際、子育て中なので保育園のお迎えに間に合うように働きたいと伝えると快くOKをいただけました。事実、私のシフトは16時半ごろに乗務が終わる日勤。お迎えには十分に間に合いますし、行事の時には事前に希望休を伝えるとキチンとお休みをいただけるのもありがたいですね」（34歳／タクシードライバー）

まとめ

さまざまな業界で◯◯女子や△△ガールが活躍する一方、企業側もトイレや更衣室の整備、子育てママに配慮した働き方を設けるなど、女性に寄り添った労働環境に力を入れているようです。今後、ますます女性の活躍の場が広がっていくことに期待が高まります。

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