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バイトがあって今がある シンガーソング・エンターテイナー ハジ→さん

2015年3月30日 公開

どんなことであれ、
真剣に取り組むことが何より大切。

シンガーソング・エンターテイナー ハジ→さん
撮影協力/musica hall cafe(札幌市中央区南3条西6丁目10 長栄ビル 3F)
大切な人をひたむきに思う気持ちや前に向かって歩き続けようとする気持ちを込めた楽曲で多くのファンの共感を呼ぶハジ→さん。インタビューの冒頭、名前の「→」の意味を尋ねると「えっ、いきなりそこですか」と笑いながら「普通の伸ばし棒じゃつまらないし、『→』と言えばこの人、っていうあたりを狙ったんですよ」と気さくに答えてくれた。

厳しさの中に多くの
学びを得たカラオケ店

ハジ→さんが音楽の道に進むきっかけとなったのは高校2年生の時の文化祭。「モテたいという不純な動機(笑)」でステージに立ったが、「歌う」ということにしっくりくる部分を感じ、漠然と歌を将来の仕事に出来たらいいなと思ったそうだ。ところが大学に進学したハジ→さんは、当時は極度に人見知りだったため、軽音楽部に入部を申し込むことも出来なかったとか。そんなハジ→さんが最初に体験したアルバイトは、英会話教室のティッシュ配り。友達に誘われて始めたものの「受け取ってもらえなかったりするのがとてもつらくて。僕にこの仕事は無理だなって思いましたね。無視されることが続くとどんどんアクションを起こせなくなって、最後はもう突っ立ってるだけ。当たって砕けろでぶつかっていく人たちはすごいなぁって思いましたよ」と1カ月ほどで断念したそうだ。
次にハジ→さんはカラオケ店でのアルバイトをスタート。「地下にあるパントリーから客室まで、忙しい時には階段2〜3段飛ばしでダッシュしてドリンク運び。夜8時から朝8時まで働いて生活は昼夜逆転するし、けっこう大変でしたね」と笑うが、3〜4年間続けた。「支配人が厳しい人で、お客さんに対する言葉づかいなどをみっちり指導されましたね。例えば、謝る時には『ごめんなさい』ではなくきちんと『申し訳ございませんでした』と言うことや時間を守ることなど、社会人としてのマナーを教えてもらいました。バイトって、1日、2日で辞めていく人も多いんですけど、僕は辞めるのが悔しくて。今でも当時の仲間がちょこちょこライブに来てくれたりするんですよ」

ハードな生活を通じて
確認した音楽への思い

大学在学中にヒップホップに出合って感銘を受け、本格的に音楽の道を志すようになっていたハジ→さん。カラオケ店を辞めた後は、工事現場での日給制アルバイトなども体験した。朝4時5時に集合して夕方17時まで肉体労働、さらに18時から23時ごろまで居酒屋のバイトも掛け持ちして深夜に帰宅、という生活を続けながらデビューにこぎつけた。「よく音楽をあきらめなかったね、って言われるんですけれど…。それだけ時間がなくても、歌詞を書いたりメロディーをつけたりしてたんですよ。忙しくてクタクタでも、やっぱり自分は音楽が好きなんだなっていう気持ちが湧き上がってきて、音楽への思いを確認出来た時期でもありました」
その期間の大変だった思い出があるからこそ「二度とあのころには戻りたくないって思えて、努力もするんでしょうね。あのころは本当に苦しかったから。聞いていただく方に飽きられないように、常に新鮮な感動を届けていけるように努力しようっていう、今の意志につながっていると思います」と、引き締まった表情で話してくれた。

真剣に取り組むことで
思いがけず開ける道も

「どんなことであれ、真剣に取り組むことが何より大切ですよね」とハジ→さんは言う。お金、つまり対価を頂く以上、最低限それだけの価値を提供出来る自分でいなければいけない。そしてそれはきっと自分自身のためにもなるはずだ、と。「日給制などで、最初にお給料が決まっているからといって、少しでも楽しようとか、考えちゃいけないと思うんです。これは本来自分がしたいことじゃないとか、自分が目指していることじゃないからなんて思わず、常に一生懸命にやるべきだよ。夢ややる気、才能を持つ人を探している人は、必ずいつもどこかにいるはず。本来いるべきではない場所にいる人をふっと正しい場所に戻してくれるような出会いだって、きっとあると思う。それはお客さんかもしれないし、同僚かもしれない、もっと思いがけない出会いかもしれないけれど」
最後にハジ→さんが〝若いうちにぜひしておいたほうがいいこと〟として勧めるのが、恋愛。ネットやスマホでつながるだけでなく、人と人が一緒にいて空気感を共にするからこそ分かり合えることもあるはず、と言う。「フラれても実らなくても、たくさんいろんな感情を経験してほしい。な、恋をしようぜ」と、茶目っ気いっぱいにインタビューを締めくくった。

★ハジ→さんの思い出バイト★

カラオケ店
何杯ものドリンクをトレイにのせて階段を駆け上がるなど大忙し。言葉づかいの指導が徹底され、敬語の使い方もここで学びました。
ティッシュ配り
実は初日に大寝坊。目が覚めた瞬間「やべっ!」と叫んだ思い出も。渡そうとしたティッシュを受け取ってもらえず、へこみました。
工事現場
デビュー直前、翌日のご飯代にも困っていたころの思い出バイト。朝早くからの肉体労働はキツかったけど、日給制で本当に助かりました。

<プロフィール>
ハジ→

2005年、地元仙台にて歌い手“HAZZIE”としての初舞台を踏み、2010年よりNSVに所属。同時に“ハジ→”に改名する。現場たたき上げの圧巻のライブパフォーマンスと「ラップするように歌い、歌うようにラップする」スタイルは、まさに唯一無二のハジ→ワールド。

<インフォメーション>

●最新リリース情報
NEW SINGLE「君と。」
4/1 ON SALE

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1,944円(税込)
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《通常盤 CDのみ》
1,296円(税込)
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【CD】 ※初回、通常共通
01. 君と。
02. BGM♪♪。
03. ずっと。(★STAR GUiTAR REMIX)
04. 君と。(instrumental)

【DVD】 ※初回限定盤のみ
ライブドキュメント映像

バイトがあって今がある

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