人が大好きだけど、営業されるのは苦手な熱血営業マン【北海道アルバイト情報社】

2021年9月13日に創刊した「アルキタフリーペーパー江別南幌のおシゴト」。2022年3月号より連載開始となった「えべつびいき」もお陰様で一周年を迎えることができました。ゲストインをきっかけに「BRICKRADIOで見つけた江別の魅力を紙媒体でも発信する」というこの企画を提案してくれた成田恭平さんにご登場いただきました。英語が好きなので、NBAやメジャーリーグなどのスポーツ観戦も大好きだという成田さん。ご自身は野球をされていて、今も社内のチームで野球を続けています。大学進学時に生まれ育った青森県から札幌に来たことがきっかけで北海道が大好きになりました。卒業後は千葉県で働くことになりましたが、「やっぱり北海道で暮らしたい」そんな気持ちがどんどん膨らみ、友人にお願いし北海道から求人情報誌を送ってもらいます。何社か採用試験を受けたものの、なかなか転職先が見つからず、最終的には転職活動をずっと支えてくれていたジョブキタ（旧クルー）を発行する北海道アルバイト情報社に就職が決まりました。旭川地区で4年。札幌で10年、更に本社での3年間では、道内各地のヘルプに参上するような部署にいたので、北海道の都会から田舎まで、多くの市町村の就職事情に通じています。

それまで江別の求人情報は、札幌版の数ページに掲載されていました。「江別・南幌エリアを切り分け、新しい情報誌をつくる」との社内情報は聞いており江別にもヘルプで来ていたそうですが、自分が江別にかかわるとは思っていませんでした。人事異動で、江別営業所へと辞令交付された時には「僕ですか？」と全く予想外で驚いたそうです。フリーペーパーでの掲載地域は、大抵が5〜6市町村で括られており、多いところでは17市町村を1冊に掲載している地区もあります。その中で江別版は地域の範囲が一番狭く江別・南幌の2カ所しかありません。「狭く深く濃いが江別に合っているような気がします」と成田さんは言います。飛び込みで一日に何十件と数をこなすような営業をすることもありますが、エリアが狭い分しっかり時間をかけてヒアリングするといった営業が、江別にもご自身の性格にも合っていると感じています。

「社長さんや人事担当者さんの話を聞いていると、どんどん好きだなと思ってしまうんですよね、惚れやすいのかな？」と笑います。仕事を探している方に「まずはこの人に会ってほしい」と感じたことを限られた文字数の中でできるだけ伝えたいと試行錯誤するのが醍醐味です。自分が強引に営業されるのが苦手なので、必要のないものは売らず、お客様の求めるターゲット層に合った自社媒体だけを厳選し提案することをモットーにしています。それがヒットしているのか、江別版は応募のリアクションが良いと社内でも評判で、採用につながったと聞くと本当にうれしいと言います。江別市内には約二千件の企業がありますが、まだ半数ほどしかお付き合いがないので、これからも魅力的な江別の人たちに出会っていきたいし、その情報を発信していきたいと熱く語ってくれました。

文・取材：三ツ井瑞江／写真：岩崎晃和