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2015年8月3日 公開

ミュージシャン 黒木渚さん

頑張ったら、頑張った分、自分に返ってくる。
その経験ってデカイです。

ミュージシャン 黒木渚さん
九州宮崎出身。「黒木渚」という名のバンドでデビューし、2014年よりソロアーティストに転身。大学卒業後は一度、就職し、社会人経験もあるという彼女にアルバイトの思い出を語ってもらった。

初バイトは家庭教師。
一人の男の子を6年間担当。

中学、高校時代は地元宮崎で、非常に厳格な学校に通っていたという黒木さん。
「全寮制の中高一貫校に通っていたんです。テレビを見る機会もとても少なく、音楽を聞く機会もわずか。よほど有名な曲じゃなきゃ耳に入ってこないくらいでした。ホントに軍隊みたいなところで(笑)」
大学進学を機に念願の一人暮らしをスタート。閉鎖的な日々から開放され、それまでを取り返すかのように自由を満喫した。「CMで使われてる曲とかがとても新鮮で、テレビっていろんな音楽流れてるんだ!って感動しました。ただ、一人だと自由で、朝起きなくても、学校に行かなくてもいい。何をするにも自己責任っていうか、しっかりしなきゃという気持ちにもなりました」
大学の教育学部で学んでいたため、選んだバイトは家庭教師。
「大学院まで行ったので、計6年間、大学に通ったんです。その間、一人の男の子を中学1年から高校3年まで教えました。一時的に他の生徒を受け持ったこともありましたけど、印象深いのはその男の子。とても優秀で理系が得意な子でした。私が教えていたのは英語と、たまにギターも(笑)。先生と生徒の立場だし、年も離れてるんですが、私が悩みを相談するようなことが結構あったんです。その度に『先生、それってさ〜』なんて、シンプルだけど、意外に鋭い答えを返してくれて。その子の言葉に私が導かれるようなことがよくありました(笑)」

初代ギターはバイトでゲット。
仕事は年末年始のラーメン店。

幼いころ祖母の教えで日本舞踊に親しみ、その影響から自分を表現することに関心を持っていた黒木さん。
「ステージや舞台に立つことに漠然としたあこがれがあったんです。演劇をやろうか音楽をやろうかで迷ったんですが、演劇部が3人しかいなかったんで消去法で軽音部に入りました」
そこから独学で作詞作曲、ギターを始め、福岡市内で弾き語りを開始。デビュー時のバンド「黒木渚」も軽音部在籍中に仲間と共に結成したものだ。「そういえば…」と、黒木さんはギターとアルバイトにまつわるエピソードを披露してくれた。
「軽音に入ってしばらくは他人のギターを借りて演奏してたんです。ある年末に実家に帰省しようと博多駅に行き、たまたま入った楽器屋さんでスゴく可愛いギターを発見。思わず『この子を絶対迎えに来るので取っておいてください!』と店員さんに言っていました。帰省中は、そのギターを手に入れるために、友達の実家のラーメン屋さんでアルバイト。お正月のラーメン屋さんはヒマだろうと思ってたら、めちゃくちゃ忙しくて(笑)。でも、バイト代で念願のマイギターを手に入れることが出来ました」

一度は市役所に就職。
存在意義を求め音楽の道へ

大学院まで進んだという黒木さんは音楽だけでなく、勉強にも真剣に取り組んだ。
「大学生活の後半になるにつれて、よく勉強するようになりました。きっかけは、ある先生との出会い。生き様が格好良く、クレバーで、指導者としても、女性としてもあこがれる存在でした。“この人自身になりたい!”とさえ思ったほど(笑)。彼女に付いていきたい一心で勉強していたんです」
在学中に教員免許は取得したが、教師を目指すことはなかった。
「家庭教師の教え子からも『“学校の先生”は向かん。生徒のこと怒れんやろ?』と言われたんです。実際そうだと思って(笑)」
大学院に進んでもバンドを継続していた黒木さん。しかし、プロになれるとは思わず、公務員試験を受けて市役所に就職。
「公務員ならアフター5は自由だし、週末は休めるし、バンドと両立出来るなって。財政課に配属になり、土地の登記や市の財産管理なんかをやってたんですよ(笑)。でも、バンドの人気が出ちゃって、だんだん両立が難しく…。なにより私の中で音楽をやっている時のほうが、自分の存在意義をしっかり認識出来ると思っていたんです。なので、市役所は一年で退職して、音楽活動に専念することにしました」
バイトや社会人生活で得たものは「自立への意識」だという。
「バイトも仕事も頑張れば頑張った分、給料というカタチで自分に返ってきますよね。一人暮らしを始めて、音楽を始めて、表現したい音はあるけど、機材をそろえたりするのにもお金が掛かる。でも頑張ればバイトで稼げる。そういう経験ってデカイなと思います」
若い読者へのメッセージは「大恋愛をしてほしい!」ときっぱり。最新シングルでも濃厚なラブソングを歌う彼女らしい言葉だ。そこで、アルバイトでの恋愛経験は?と聞いてみた。
「それが無いんですよー。バイト先でも、就職先でも。もしあれば、バイトの恋の歌を書く時に役立つんですけど」と、一瞬悔しそうな表情を見せておどける。黒木ファンの皆さんには、ぜひぜひ“バイトでの大恋愛”をオススメしたい。

★黒木渚さんの思い出バイト★

家庭教師
教育大学ということで選んだバイト。一人の男の子を中学1年から高校3年まで受け持った。教え子の一人から「先生は教え子を怒れない」と言われ、教員免許を取得するも教師の道は断念。
ラーメン店
偶然出会ったギターを手に入れるために、帰省中に友人の実家のラーメン店でアルバイト。「すっごく可愛いメタリックピンクのギター、一目惚れでした」

<プロフィール>
黒木渚

2010年12月、自らの名前を掲げたバンド“黒木渚”を結成。2012年、シングル「あたしの心臓あげる」でデビューし、有線インディーズチャート1位を獲得する。2014年にバンド解散を宣言し、ソロアーティストに転身。音楽はもとより、文学、デザインなど、幅広い領域へ活躍の場を広げている。

<インフォメーション>

●最新リリース情報
「君が私をダメにする」
収録曲 1.君が私をダメにする 2.エジソン 3.レスポール 4.アンチスーパースター
限定盤(4月11日東京グローブ座のライブ音源付)1,800円(税抜) LASCD-0063
通常盤 1,200円(税抜) LASCD-0064
表題曲は、ズブズブと恋愛にハマっていく心情を描いた情熱的なラブソング。
その他、3曲収録されており、様々な愛の形が綴られたラブソング集となっている。
●オフィシャルサイト
http://www.kurokinagisa.jp/

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