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2016年6月6日 公開

ギターウルフ(G./Vo.)セイジさん

その仕事をしている自分が
カッコイイかどうかって大事だよ。

ギターウルフ(G/Vo.)セイジさん
ロックンロールの王道を走り続け、多くのアーティストからもリスペクトを集めるギターウルフ。激しいライブとは対象的に気さくな人柄のセイジさんが若き日のバイト話を披露してくれた。

「とっぽい喫茶店」で人生初バイト

革ジャンに革パン、サングラスというお馴染みのいでたちで登場したギターウルフのセイジさん。簡単には人を寄せ付けない硬派な人柄なのでは?と緊張していると「アルバイト雑誌の取材なんてうれしいね」と、温かい言葉を掛けてくれた。
セイジさんが初めてアルバイトをしたのは島根県で過ごした高校時代。バイトの目的は卒業後の上京資金を稼ぐため。
「喫茶店のバイトと新聞配達をやってたね。当時、高校生でも出来る仕事ってそれくらいしか無かったから。バイトをしてた喫茶店は田舎にしては“とっぽい”店で、そこで働くのが地元じゃカッコ良くてさ(笑)。新聞配達のバイトは朝起きるのはツラかった。島根でも松江あたりは結構雪が降るんだよ。だから冬はキツくて」
バイトをしていた期間はどちらも数カ月だったが、「2〜3年やっていたような不思議な感覚がある」と言う。
「高校生のオレにも丁寧に接してくれるサラリーマンの客がいたり、家の近くじゃ見たことないようなきれいなOLさんが店に来たり、初めて外の社会を経験した衝撃がデカかったんだね」

バンドをやるには「資格」が必要?

上京して数年はアルバイトと無職を繰り返し、半年働いては半年遊び…という生活を送った。清掃業、喫茶店の厨房、寿司屋、中華料理屋など多くの仕事を経験。その中に中古レコード店での仕事があり、バンドをやろうと思い立つきっかけになった。
「もともと音楽をやろうと思って東京に出たわけじゃなくてさ。高校でバンドをやってる奴もいなかったし、そもそも普通の奴がやれるもんじゃないと思ってた。なにか特別な“資格”が必要なんじゃないかって(笑)。でも、中古レコード屋でバイトしてたら、バンドやってる奴がいっぱいいて、オレがやっても良いんだ!って」
東京で「自分の居場所となるのはバンド」と考えたセイジさんは、すぐに身近な人間を集めて人生初のバンドを結成。
「でも寄せ集めのメンバーだから結局長くは続かなかった。ひとつのイメージを共有して、ステージに立っただけで納得出来るようなメンツを集めたい。そう思って作ったのがギターウルフなんだ」

鉄は熱いうちに!ゲンバ仕事をスタート

ギターウルフは原宿でアルバイトをしていたころに知り合った仲間と共に結成。バイトをして、バンドをして、夜は繁華街へ繰り出す。そんな毎日が本当に楽しかったと懐かしそうに振り返る。
「でもある時急に、このままじゃいけないと思うようになってね。こんな生ぬるい所にいたら“ぼあぼあ”な自分になってしまう。鉄は熱いうちに打てと言うけど、オレももっと打たれなきゃいけない。あえて厳しい世界に飛び込もうとゲンバの仕事を始めたわけ」
 セイジさんが選んだのは内装業。建物の壁や天井を溶接しながら組み立てていく仕事に携わった。見習いで入社して職長、さらに現場監督へと役職も上がり、最後には現場の責任者を任されるまでになったそう。
「働き始めたころは同世代の上司に何度も怒られてね。なんとか『カッコつけたい!』と思って必死に仕事を覚えた。そこでは10年近く働いてたから役職も上がって、『ヘルメット確認!』『足場大丈夫か!』なんて指示も出してたよ」
内装業の仕事では、忘れられないエピソードがあると言う。
「高所作業車で作業してたら、ガシャーン!って大理石の壁を壊しちゃって。普段は『絶対壊すな!』なんて指示する立場だったからホントに焦ったね(笑)。なんとか誤魔化せないかって考えたけど、自分は頭ン中に“黒い煤”を抱えたまま生きられるタイプじゃないと思って。上司に報告したら他の職人が直してくれて『ギリギリ、セーフ!!』って感じ(笑)。あの時のことは鮮明に覚えてるね」
ギターウルフの人気が高まり長期ツアーに出演するようになると、ゲンバを離れなければならないことも増えてきた。しかしセイジさんは自分がいなくても作業が滞らないよう、きめ細かく段取りを整えてからツアーへ出発。職場での責任もしっかりと果たしていた。
「売れないころの生活を支えてたのがその仕事だったし、ゲンバそのものも好きだったからね。バンドで食えるようになってからも、若い時の“衝動”を思い出したくなると昔の仲間に連絡してさ。時々ゲンバに入らせてもらったり(笑)」

今も体に染み付いている「段取り八分」

「バイトを通して学んだことは多いけど、ゲンバで教わったことは特に心に残ってる。今も自分に染み付いているのは「段取り八分、仕事二分」。良い仕事をするためには準備が何より大事ってことを教わったね」
最後にアルバイトを探す読者へのアドバイスを求めると「ちょっと怒られたくらいで簡単に辞めちゃダメ」とセイジさん。
「一度選んだ仕事なら、ある程度こなせるようにならなきゃカッコ悪いと思う。自分もバイトをしていた当時はそんな気持ちだったし、そこで働いている自分がカッコイイかどうかを意識するのって仕事でも大事なことじゃないかな」
いつまでも「カッコ良さ」を追求し続けるロックスター、セイジさんならではのメッセージだ。

★セイジさんの思い出バイト★

新聞配達
6歳下の弟を無理やり付き合わせて配ってました。可愛がっていたつもりだけど、弟にはいい迷惑だったんじゃないかな(笑)。
革ジャンショップ
原宿に店があって、このころ知り合った仲間とギターウルフを結成しました。実は最初のメンバーは全員楽器初心者だった(笑)。
寿司屋
店が歌舞伎町だったから出前先がイカガワシイ店だったり(笑)。エキサイティングなバイトでした。

<プロフィール>
ギターウルフ

1987年結成のスリーピースバンド。強烈に歪ませた爆音ギターと豪快なステージパフォーマンスで見る者を圧倒!日本よりも先に海外で注目を集め、その後日本でも人気に火がつく。5月には約3年ぶりとなるフルアルバムをリリース。さらに6月9日(ロックの日)にはセイジさんのブログをまとめた書籍「昭和UFO」も発売。

<インフォメーション>

●最新リリース情報
「チラノザウルス四畳半 T-REX FROM A TINY SPACE YOJOUHAN」
3年2カ月ぶり12枚目オリジナルフルアルバムリリース!原点回帰の世界一の爆音アルバム
■初回生産限定盤(カセット付き)
KSCL2717〜8/3,456円(税込)
■通常盤 KSCL-2719/2,700円(税込)
●ライブ情報
Guitar Wolf 2016
「逆襲の四畳半ツアー」

6/8(水)名寄 BLUE BEAT SOUND
6/9(木)北見 夕焼けまつり
6/10(金)根室 HYWATT HALL
6/11(土)帯広 STUDIO REST
6/12(日)札幌 BESSIE HALL

バイトがあって今がある
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