アルキタは札幌市内・近郊のアルバイト・バイト・パート情報や正社員・契約社員の求人情報を配信中

2016年9月19日 公開

パスピエ

“すごく頑張った”って経験が、
心の支えになる時はきっと訪れます。

楽曲もアートワークもパフォーマンスも、独特の世界観を持つ人気バンド「パスピエ」。キーボードの成田ハネダさんとボーカルの大胡田なつきさんがアルバイト経験から“素顔”をのぞかせた。

〝いつか武道館公演を〟。
バイトで抱いた思いが現実に!

緻密に組み立てられたサウンドと、一度聴いたら忘れられない不思議な魅力に満ちた女性ボーカルの歌声。音楽シーンの中でも際立ったオリジナリティーを発揮する5人組バンド「パスピエ」。北海道はライブやプロモーション活動でこれまで7、8回程訪れているそうで、「本当に素敵な気候。空気も全然違いますね」と印象を語る大胡田さんの笑顔が取材スタートの合図となった。
笑顔…というと気になるのが〝素顔〟。「パスピエ」はこれまでメディアに出る時には顔の一部を隠し、謎めいたベールをまとってきた。ところが、この7月にリリースした両A面シングル『永すぎた春/ハイパーリアリスト』からはミュージックビデオを筆頭に“顔出し”を解禁している。一体なぜ?
「昨年はデビュー5周年に武道館公演などなど、僕らにとっての節目の年でした。〝顔出し〟はこれから新しいことにチャレンジしていくパスピエのあくまで表現の一つなんです。もともと〝隠してます!〟を前面に押し出しているワケではなく、ライブではフツーに素顔でしたしね(笑)」
穏やかな表情で〝顔出し〟の理由を説明してくれた成田さん。実は前述の「武道館公演」にまつわる仕事が初バイトだったとか。
「高校卒業の直前、派遣のバイトでコンサート会場の設営に携わりました。東京ドームとか、それこそ武道館で機材の搬入や花道にライトを置く仕事を経験し、いろんな人の力が一つになってコンサートが出来上がっていると知ったんです。で、〝いつかこんな場所でライブをやってみたいな…〟と」
成田さんがバイトで抱いた思いは昨年の武道館公演で見事に実った。だからこそバンドにとっての節目を強く感じたのかもしれない。

震えるくらい緊張した焼肉店バイト。

一方、大胡田さんがバイトを初めて経験したのは進学で上京してからのこと。学校の近くにある焼肉店でホールスタッフとして働き始めたそうだ。
「それまでは親の仕送りで暮らしていて、〝このままじゃダメだ!〟と思ったんです。バイト先には音楽仲間も多かったこともあって挑戦してみました。ただ、接客なんて未経験だから、最初のうちは震えるくらい大緊張。こんな仕事ぶりでお給料をもらっていいのかな〜って不安になったくらいです…」
大胡田さんの言葉に「フフッ」と笑い、こう尋ねた成田さん。「大胡田に初めて会った時はあまりにも個性的でどう扱ったらいいものか困ったんです。だから、焼肉屋さんで働くイメージが湧かなくて(笑)。ちゃんと声出してたの?」。大胡田さんはすかさず「何だよ、失礼な(笑)。バイト先の店長が本当にパワフルで、人を引っ張る魅力に満ちていたんです。だから私も自然と頑張れたっていうか」と反論。職場は人間関係も良く、仲間との信頼関係が深まっていくこともやりがいになって、メジャーデビューするまで働き続けたという。
「知らない人や大人と接する機会がなかった…というか苦手だったので、振り返ってみると強制的にでもコミュニケーションを取る経験が出来てプラスになりましたね」

若いころのモヤモヤは、バイトで解消せよ!

成田さんを中心にメンバーが集い、「パスピエ」が結成されたのは2009年で、決してこれまで順風満帆な道のりを歩んできたわけではない。2012年のメジャーデビューまではメンバーの意見が平行線をたどったり、パフォーマンスに結果が伴わなかったり、バンドの形や手応えがつかめない時期が続いた。
「だけど、スタジオや機材の費用など音楽に取り組むにはお金も掛かりますから、僕はコールセンターのバイトで収入を得ていました。ただ、当時は実家暮らしだったし、時給も高かったので、それほどシフトを増やさなくても良かったほうです」
そう話す成田さんに大胡田さんが「他のメンバーは週4日くらいバイトに入って、あとは音楽に打ち込んでたんじゃないかな? スタジオに入った後で夜勤に行く人もいました」と付け加える。バンドの人気ぶりとミステリアスな雰囲気からは想像がつかないが、葛藤や不安を抱きながら、泥臭い努力も人並み以上に重ねてきたのだろう。芽が出なくてもあきらめなかったのは「自分たちの音楽を信じるしかなかったから」と二人は口をそろえた。
苦しい時期を支えたバイトについて、成田さんは「例えば家庭が裕福だったらバイトをしなくていいかもしれないけれど、若いころは将来や生き方に不安があってモヤモヤしている人も多いはず。そんな時に本腰を入れてバイトに取り組んでみることで気持ちが晴れたり、あるいは未来の道筋が見えることもあると思うんですよね」と見解を披露。
大胡田さんは深くうなずきながら、最後に読者に向けてメッセージを送ってくれた。「人生はやりたいことだけやっていくのでは生きていけないですよね。〝やらなくちゃならない場面〟と向き合う時に、成田さんが言ったようにバイトで〝すごく頑張った〟って経験は心の支えになります。今回のシングルは2曲ともバイトを頑張る学生さんにとって特に響く歌詞が書けたので、ぜひ聴いてみてください!」

★パスピエの思い出バイト★

大胡田なつきさん(Vo.)/焼肉店
当時のバイト仲間が武道館公演の応援に来てくれました! 「まだ頑張ってるんだ」と励まし(?)の言葉をもらったり(笑)。
成田ハネダさん(Key.)/コンサート設営
東京ドームや武道館などで会場の設営作業に携わり、“いつかライブをやってみたい”という思いに駆られました。
成田ハネダさん(Key.)/コールセンター
敬語やビジネスメールの書き方を覚えられたのはメリット。あと…多少はクレームがあったから、怒られ耐性が付きました(笑)。

<プロフィール>
パスピエ

2009年に成田ハネダ(Key.)を中心に結成。メンバーは成田に加え大胡田なつき(Vo.)、三澤勝洸(G.)、露崎義邦(B.)、やおたくや(D.)の5名。バンド名はフランスの音楽家ドビュッシーの楽曲が由来。卓越した音楽理論とテクニック、ポップセンス、大胡田なつきによるMusic Clipやアートワークが話題に。2011年に1st ミニアルバム「わたし開花したわ」でデビュー。その後数々の大型ロックフェスにも出演し、2015年12月には単独日本武道館公演を行い成功を収める。

<インフォメーション>

●最新リリース情報
2016年第2弾両A面シングル
「永すぎた春/ハイパーリアリスト

■初回限定盤 WPCL-12400/1,111円(税抜)
■通常盤 WPCL-12401/1,000円(税抜)

バイトがあって今がある
最新記事5件

TOMATO 2020年2月3日 公開

バイトで失敗したって
「ゴメンナサイ」でイイじゃん!

teto Vo.&G. 小池 貞利さん 2020年1月20日 公開

言葉にすると簡単だけど「諦めないこと」ってやっぱり大事なんだと思います。

神聖かまってちゃん 2019年12月23日 公開

稼いだお金で旅行に行ったりサークル活動をしたり。
学生時代にしかできないことをしてほしい。

This is LAST 2019年12月16日 公開

バイトの側面に目を向けると、給料以上の価値が見えてくる。

NORD(ノール) 2019年12月9日 公開

世の中にはたくさん仕事があるから、自分に合ったバイトがきっと見つかるよ!