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2016年10月24日 公開

ラッパー GAKU-MCさん

自分がハッピーになれるバイト先をじっくりと、
だけどインスピレーションも大切に探してみなよ。

ラッパー GAKU-MCさん
撮影協力/SappoLodge(札幌市中央区南5条東1丁目1-4)
アコースティックギターを片手に全国でラップを披露しながら、音楽を軸に多彩な活動に取り組んでいるGAKU-MCさん。日本ヒップホップ界の“生きる伝説”が経験したアルバイトとは?

プラスアルファの工夫で、コーラの売り上げが球場2位に!

90年代に「EAST END×YURI(イーストエンドプラスユリ)」名義でリリースしたシングル『DA.YO.NE』が大ヒットし、ラップの魅力や楽しさを日本中に広めたGAKU-MCさん。ジャパニーズヒップホップ界のパイオニアともいえる彼が、音楽に目覚めたのは高校1年生のころだった。
「僕はサッカー部に入っていたんだけど、レギュラーがどうしても奪えず…。次第にサッカー自体を避けるようになり、胸にぽっかりと開いた穴を満たしてくれたのがラップだったんです。日本でも流行に火がつき始めたブレイクダンスを見に行った時、スピーカーから流れるヒップホップミュージックに一気に引き込まれました」
GAKU-MCさんは独学でラップの腕を磨き始めるかたわら、ほぼ同時期に初めてのバイトにチャレンジ。クラスメイトから誘われて、神宮球場のスタンドでコーラを売って回る短期の仕事を始めた。野球の試合が横目で見られ、仲間たちとワイワイ働けるのが決め手だったと懐かしそうに振り返る。
「100人くらいのスタッフが働く球場で、初日から売上2位を達成しました。僕の声はよく通るほうだったし、売り文句にプラスアルファの工夫を施したのが功を奏した。例えば“阪神ファンの人は”コーラいかがっすか〜みたいな。名指しされた気分になるのか、はたまた阪神ファンはノリが良いのか(笑)、不思議と売り上げが伸びましたね」

飲食店を選んだのは、笑顔のそばで働けるから。

GAKU-MCさんは球場のバイトを経験し、家族や仲間が野球というエンターテインメントを一緒に楽しむハッピーな空気感に魅了された。以来、選ぶ職場は人の笑顔のそばで働ける飲食店が多かったという。高校2年生のころに始めた寿司の出前のバイトもその一つだ。
「バイクで寿司を配達するんだけど、雪の日に転んで泣きそうになったこともあります(笑)。もう一度握ってもらうことになって叱られたり、お客さんから催促の電話が掛かってきたり。でも、僕の楽曲『LIFE IS A JOURNEY』の歌詞に“旅はトラブルだらけのほうが達成感を味わえる”ってメッセージを込めたように、バイトも壁や課題を乗り越えた時こそ人間力やタフさが身に付くんじゃないかと思っています」
高校卒業後、GAKU-MCさんは興味のあったジャーナリズムを学べる大学に進学した。一方で20歳でヒップホップグループ「EAST END」を結成し、音楽活動も本格的にスタート。ラップのコンテストや先輩ミュージシャンの前座ライブに積極的に参加したことで、わずか2年後には音楽レーベルから声が掛かった。
「当時、ラッパーとして生計を立てている人はほんの一握りだったし、僕にしても年収は32万円くらい…。繰り返しますが“年収”ですよ(笑)。だけど、お金がなくたってラップでCDをリリースすることが出来たという喜びが勝り、生き生きしてた気がします」
その後、1994年には『DA.YO.NE』が爆発的にブレイク。GAKU-MCさんはスターダムにのし上がるとともに、ラップを日本の音楽シーンのメジャーなポジションへと押し上げることに貢献した。

元バイト仲間が、
ミュージックビデオに出演!?

GAKU-MCさんが最後に経験したバイトはラーメン店のホールスタッフ。配膳と店内の“音楽チャンネルの選択”が主な仕事で、「ガックンがシフトに入る時はラップばっかり掛かるよね」と同僚たちから指摘されていたといたずらっぽく笑う。
「バイト仲間はみんな僕のことを応援してくれてましたし、お店の雰囲気は元気いっぱいで働いていて気持ち良かったです。初対面の人には大きな声でハッキリあいさつするという、今の自分のスタイルを形成してくれた場所でもありますね」
そう語るやいなや、GAKU-MCさんははたと膝を打った。何かと聞けば、ラーメン店のバイト仲間にはボクシングのプロを目指し、夢を叶えた人がいたとか。最新アルバムに収録されている『オクスルコトナク』のミュージックビデオには彼の試合のビデオが“出演”しているというのだ。
「ラーメン屋さんでテレビを見ながら、ボクシングの試合に勇気づけられる…当時のバイト先の気持ちがよみがえってくるような構成に仕上げました。ボクサーになったバイト仲間に10年ぶりくらいに電話を掛けて、試合の映像を提供してもらったんです。こんなふうに後の人生でも交わる人間関係が築けるところもバイトのメリットですよね」
具体的なエピソードを織りまぜ、バイトの経験が今に生きている例を教えてくれたGAKU-MCさん。取材の締めくくりは読者へのメッセージだった。
「給料やシフトだけでなく、バイト先がどんな思いで経営されていて、どの方向を目指すのか意識を共有しながら働ける職場だと有意義な時間が過ごせると思います。もし僕の子どもがバイトを始めたいと言ってきたら、自分がハッピーになれる職場をじっくりと、だけどインスピレーションも大切に選んでみなよってアドバイスしたいですね」

★GAKU-MCさんの思い出バイト★

ラーメン店
バイトのみんなでモデルガンを買って、お店に現れるネズミ退治に乗り出したことを鮮明に覚えています(笑)。
寿司の出前
よく注文してくれる交番の警察官と仲良くなって、ココでは言えないちょっとした裏話を教えてもらいました(笑)。
現金輸送車のボディガード
当時は訓練を積んだスタッフではなく、僕みたいなフツーの人がボディーガードとして採用されていました。意外でしょ?

<プロフィール>
GAKU-MC

東京都出身。1990年「EAST END」を結成。1994年に「EASTEND×YURI」の『DA.YO.NE』が大ヒットを記録。1999年からソロ活動を開始。2011年に自主レーベル「Rap+Entertainment」を設立。翌年には音楽とキャンドルの灯りを届ける復興活動「akalitolive(アカリトライブ)」を全国各地で行う。同年、音楽とフットボールの融合団体「MIFA(Music Interact Football for All)」を設立。2013年、桜井和寿(Mr.Children)とともに「ウカスカジー」を結成、日本サッカー協会公認日本代表応援ソングを制作。ソロとしてこれまでに7枚のオリジナルアルバムと1枚のベストアルバムをリリース。

<インフォメーション>

●最新リリース情報
「ついてない1日の終わりに」
■TFCC-86561 2,400円(税抜)
●ライブ情報
GAKU-MC 2016全国ツアー「ガク散歩」
11/4(金)KRAPS HALL
開場時間/18:00 開演時間/19:00
お問い合わせ/マウントアライブ TEL 011-623-5555

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