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2016年12月19日 公開

HIP HOP シンガー・MC MADさん

アルバイトは『経験値』。
経験値の高さは人柄にも説得力にもつながると思うよ。

HIP HOP シンガー・MC MADさん
DOBERMAN INFINITYのSWAYさんをはじめ、これまで各地でつながってきた仲間たちと共に作り上げたアルバム「Re:」を12月7日にリリースしたMADさん。人と人とのつながりを何よりも大切にし、多くの仲間に慕われるMADさんにインタビュー!

初バイトは野球の遠征費用を作るため!

こみ上げる思いを抑えても、それでも抑えきれずに情熱がこぼれ出すような──。感情をストレートに乗せた歌詞やパワフルで熱いステージングとはまるで別人のように、穏やかな物腰で一つひとつの質問にうなずきながら丁寧に答えてくれるMADさん。釧路市の出身で、高校時代までは野球一筋。ピッチャーでキャプテンも務め、人をまとめることも大好きだったと話す。最初のアルバイトは野球の遠征費を作るためで、年末年始にスーパーで品出しをしたそうだ。
「僕の高校の野球部では、伝統的に〝年末年始はアルバイトで遠征費を稼ぐ〟って決まってたんです。年賀状配達をする仲間も多かったですね。初日の緊張?それが何も感じなかったんです。働いて遠征費を作れるのがうれしくて仕方なかったかな」
怒られたこともあったそうだが、それでも「野球部の厳しさに比べれば余裕ですよ。スーパーじゃ、バットやボールが飛んで来たりしませんから」と笑う。職場では、たとえ怒られたとしてもそこには必ず理由があり、ましてや給料をもらっているんだし、と、考えていたというからすでに大人だ。
音楽に興味を持ち始めたのもこのころで、友達の家で生まれて初めてHIP HOPを聴き、その時は「なんだこの怖い音楽は?」と違和感を持った。ところが何度も聴くうちに不思議と心地良さが増していったという。ラップの魅力を尋ねると「どこでも出来る音楽というところですね。言葉が楽器になっている。歌の上手い下手も関係なく、心を伝えていけるので」と迷いなく答えてくれた。

遅刻して歩道橋で絶叫した思い出も…

高校卒業後のMADさんは野球推薦で札幌近郊の大学に進学。音楽も続けながら、ガソリンスタンドで初めての本格的なアルバイトを体験する。
「働き始めて2日目にいきなり寝坊で遅刻して。怒られましたねぇ(笑)。ペナルティとして、歩道橋で30分間、呼び込みの声出しをさせられました。女性の所長だったんですが、怖いのなんの。恥ずかしくて大きな声が出せずにいたら『声が小さい! あと30分追加!』って怒鳴られるし」
タオルの角をきっちりそろえてたたんで同じ向きで収納したり、横でストップウォッチを持って監視されながら窓を30秒でキレイに拭いたり。仕事中は厳しかったけれど、仕事の後にはよく食事やコーヒーをご馳走してくれる、温かみあふれる存在だったそう。「同じ学生バイトも多くて、すぐ溶け込める良い雰囲気でした。ほんとに良い思い出。当時の上司や仲間とは今でもつながってるんですよ。飲みに行ったり、ライブに来てくれたりCDを買ってくれたり」と懐かしそうに話す。
「大学時代は、遊ぶためのお金を作るのにただ必死だったように思いますね。早く社会に出たかった。父が自営業、母も看護師で、仕事をしている2人の姿を当たり前のように見ながら育ったからかもしれません。それにオヤジの口癖が『欲しい物があるなら、自分で稼いで買え』だった影響もあるかな」
風邪なんて仕事を休む理由にはならない、体調管理も仕事のうち、というのが職人気質で実直なお父さんの信念。「まるで星一徹みたい」とMADさんは笑う。アルバイトであっても、短期で職を変えようとすると「筋を通せ」と叱られた。

退職後もずっと「つながり」を大切に

学校卒業後は、融雪機などの営業職として就職したが、「音楽とどこかでつながりがあり、音楽に生かせる仕事をしたい」と考え新規立ち上げのアパレルショップに転職。ゼロから仕事を覚えて、5年後には店長となり12年間勤務した。最初は転職に難色を示していたお父さんが、長く続けるうちに次第に認めてくれ、帰省の度に仕事ぶりを尋ねてくれるようになったのが本当にうれしかった。さらにこの店では客として訪れたEXILEのSHOKICHIさん、DOBERMAN INFINITYのSWAY(野替愁平)さんとも知り合い「グループで何かやろうよ!」と意気投合。MADさんがリーダーとなり『WILD STYLE』結成へとつながった。
「ガソリンスタンドもそうだったけど、このアパレルショップも他の仕事も、辞めた後もずっと仲間たちとは連絡を取り合っていますよ。辞めても〝縁〟は切れない。どこかでつながり続けています」
そして、現在MADさんは、音楽活動だけでなくボディメイクのトレーナーとしても活躍中。2年前にお父さんが倒れた時、日ごろの不規則な生活による体力不足で、思うように身体介助が出来なかった後悔と反省から「自分と同じ後悔をしないで済む人を増やしたい」と思い、勉強を始めたそう。そんなMADさんからアルキタ世代へのメッセージはこちら!
「若いうちのアルバイトは掛け持ちしてでもたくさんしておくと良いと思います。アルバイトって経験値だから。経験値は人柄に出るし、言葉の説得力にもつながると思う。音楽も同じで、経験してもいないのに言われても伝わらないでしょう。やってみて初めて分かることも多いもの。どんどんいろいろな経験をしてほしいな」

★MADさんの思い出バイト★

スーパーの品出し
「消費期限と並べ順に関する品出しのルール」など、初めて知る「世の中の仕組み」に感動。学校の友達にもドヤ顔で語っちゃいました(笑)
配便の仕分け
夜10時から朝4時まで夜通し倉庫で働きました。力仕事でなかなか大変ではあったけれど、音楽に使うお金が欲しかったので頑張れました!
ガソリンスタンド
スタッフが仲良くて雰囲気の良いスタンドには自然にお客さんが集まって流行るし、逆も言えるんだってことを、ここでのバイトで気付きました。

<プロフィール>
MAD(マッド)

1981年釧路市出身、札幌在住。2000年より、DJ、ラッパー、シンガー、ダンサーが集まったクルー「WILD STYLE」のリーダーとして活躍。「naturalgym」代表・TRX STS認定パーソナルトレーナーとして、ボディートレーナーとしても活躍中。路草RECORDS代表。
オフィシャルサイト 
ameblo.jp/mad-natural/

<インフォメーション>

●最新リリース情報
4th album「Re:」
■MCKSR-008 2,300円(税抜)
前作のシングル「突破口」から3年!かつてのクルーのメンバー・SWAY(DOBERMAN INFINITY)をはじめ、MAD自身が各土地でつながり、共鳴、尊敬出来る仲間と作りあげた渾身のニューアルバム。

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