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バイトがあって今がある LUCY IN THE ROOM

2024年3月11日 公開

バイトは、未来の自分を強くする。

写真左からKohei(Vo)さん、mii(Key,Cho)さん
多彩な感性をかけ合わせ、「シティロック」という新たな音楽ジャンルを創造した「LUCY IN THE ROOM」。メンバーのKoheiさんとmiiさんに音楽の歩みとアルバイト経験についてインタビューした。

偶然耳にしたCMソングが音楽の原点

―音楽に興味を持ったきっかけは?
Kohei(敬称略、以下同) 12歳の時にテレビCMで『T・REX』の『20th century boy』が流れ、イントロ部分のめちゃくちゃな格好良さに「弾けるようになりたい」と思ったこと。それで親父にギターを買ってもらって、見よう見まねで練習しました。中学時代も高校時代も大学に入ってからもずっとギター漬けの日々。野球をはじめスポーツもやっていたんですが、好きで続けてきた唯一のものが僕にとっては音楽です。
mii 私は6歳から高校生までずっとクラシックピアノを習っていたので、小さなころから音楽に触れてきました。高校入学後にインディーズバンドの曲をよく聴くようになり、大学でギターのROKUに誘われてバンド活動を始めたんです。ずっと一人でピアノを弾いてきた経験しかなかったので、グループでの音楽活動は本当に新鮮。気が付いたら大学生活の中で、バンドが一番楽しい時間になっていました。

―miiさんは作詞もされていますね。
mii 子どものころから読書が大好き。ただ、小学生の時、友だちと絵本や物語を書いては見せ合うなど、文章を書くこともずっと好きだったんですよね。
Kohei え、小学生で作家デビューしてたんだ(笑)。基本的にバンド初期のころは僕が作詞作曲をしていたんですけど、ある時煮詰まって書けなくなっちゃって。miiに相談したところ、彼女が曲だけじゃなく詞も書いてくれたんです。そこで初めて「miiって文才もある!」と気付き、今もmiiが作詞や作曲を担当することが多々あります。
mii YUIさんが好きだったから、シンガーソングライターにあこがれていたというのも作詞につながっています。自分の思いを歌にするってすてきだなと思っていたんです。

向き不向きが分かるのはトライしてから!

Koheiさん

―学生時代にバイトはしましたか?
Kohei 初めてのバイトはファミリーレストランのキッチン。でも、初日から失敗しちゃって。お客さんに運ぶ予定のミートソーススパゲティのお皿があまりに熱くて、思わず放り投げてしまったんです。それが厨房の先輩の背中に直撃。当然ですが、こっぴどく怒られ、苦いバイトデビューになりました(苦笑)。
mii バイトのことでKoheiにメールで相談されることもよくありました。私が「Koheiは音楽が好きなんだから」って、ジャズバーのバイトを紹介したこともあったよね。
Kohei そうそう。ちょうど20歳になりたてのころ。店内を流れるおしゃれな音楽やお酒の味、そこでの人間模様に刺激を受けました。「マルガリータ」が歌詞に出てくる曲は、そこで働いていた時のことを思い出して書いたんです。
mii めちゃめちゃ良い話じゃん!さっきのファミレスと全然違う(笑)。
Kohei その他にもいろいろな職場を経験しました。例えば、コンビニのスタッフ。応募する前は自分で気付いていませんでしたが、ルールに添って決められた仕事を淡々とこなすのが好きなタイプだったみたいで僕にフィットしました。向き不向きって、やってみないと分からなかったりしますよね。

塾講師の経験が、バンドの雰囲気づくりに。

miiさん

―miiさんはどのようなバイトを?
mii 私は大学の授業が終わった後、夜の時間帯にカフェで働いていました。体力的にもう少し頑張れそうだったので、スーパーで早朝バイトも掛け持ちするようになったんです。その後、大学2年生くらいから卒業するまではずっと塾講師として働いていました。中学生のころから英語が好きで、大学も国際系の学部で学んでいたので、バイトでも得意なことを生かしたいと思ったんです。

―その経験が今に生きていることって?
mii 生徒の中に英語が苦手な男の子がいました。私もバイトとはいえ先生なので、「どうしたら楽しく勉強に取り組んでもらえるかな」と自分なりに考え、根気強く声を掛けたり、苦手意識に寄り添うようにして教えたりしていたんです。そうしているうちに、その子が英検に合格し、自発的に勉強に取り組めるようになりました。音楽活動もやりたいことだけではなく、「やらなきゃいけないこと」もある。そこをみんなで乗り越えていこうという空気に変えていくのは、塾講師として働いていた時の経験が生かされていると思いますね。
Kohei miiはわりとメンバーを引っ張って、まとめ役になってくれるんですよ。スケジュールがいっぱいで心が折れそうな時にも、「つらいのは一瞬だから頑張ろう!今のつらさなんて来年の今ごろには忘れちゃってるよ!」って明るく言ってくれたのを今も覚えていますね。
mii でも私もその分、気持ちが落ち込んでいる時にメンバーの明るさに助けられています。

―読者に一言お願いします。
Kohei バイトをして、いっぱい遊んでください!僕も学生時代は、バイトで稼いだお金で趣味の旅行を満喫していました。今しかできないことを目一杯楽しんでほしいと思います。
mii バイト経験ってそのまま将来の仕事に直結することもあるし、別の仕事に就いても生かせることが多いと思います。だから少しでもやってみたい、興味があるっていうことは、まずはバイトとしてチャレンジしてみても良いのかなって思いますね。私ももし今学生時代に戻ったら、音楽にかかわるバイトをしてみたいです。

LUCY IN THE ROOMの思い出バイト

Koheiさん/ファミレスのキッチン
友だちといっしょに始めた、ちょっと苦い思い出のある人生初めてのバイトです。
Koheiさん/コンビニの店員
コツコツ黙々と作業する仕事が好きで、一番長く働いていた職場です。
miiさん/カフェ店員
初めてのバイト。時間帯的には夜だったので、大学の授業やバンド活動との両立もうまくできていました。
miiさん/塾講師
得意の英語を生かしてチャレンジ!子どもたちとのかかわりの中で学んだことが、バンド活動にも生きています。

プロフィール

LUCY IN THE ROOM
ohei(Vo)mii(Key,Cho)ROKU(Gt)近藤翔太(Ba)キワム(Dr)からなるシティロックバンド。2020年に自主制作したMV「Candy」が反響を呼び、翌年デビュー。その後シングル3作、EP2作「Fermata」「Musicology」をリリース。カラオケDAMの「DAM HOT!アーティスト」としてもレコメンドされた他、2023年には「Met」「Bubble」「ものがたり」がアニメやバラエティ番組のテーマソングに。「ものがたり」はYouTube歴代最高再生回数を記録。「2024年もグッドニュースが盛りだくさん!」という彼らの最新情報はこちらから。
オフィシャルサイト:https://www.lucyintheroom.com/

インフォメーション

●新譜リリース情報
Digital Release 2024.2.28
『ワンスモア』

発売元:Happinet Music
販売元:Happinet Corporation
繰り返される「もう一度」が印象的なラブソングは、結成初期以来のバラード。人を思うまっすぐな歌詞が心に刺さる珠玉の一曲!

バイトがあって今がある

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バイト先の人たちがMVに出演してくれたほど、良い出会いばかりだった。