尾崎雄貴さん
ー尾崎雄貴さん、和樹さんはご兄弟ですね。音楽に興味を持った経験を教えてください。
雄貴(敬称略、以下同) 父親が音楽好きで、幼いころから楽器や録音機材が家にあったんです。中学生ぐらいの時に遊びのつもりで僕はギターを、弟の和樹はベースを手に取り、なんとなくレコーディング機材に触れてみたのがきっかけだったかな。
和樹 バンド結成のきっかけは学校の先生との出会いでしたね。当時、僕も兄も吹奏楽部に入っていて、顧問の先生が大のメタル好きで…。
雄貴 そうそう(笑)。それで楽器で遊んでる話をしたらある日突然、部室に呼ばれて楽譜を手渡されたんです。曲はたしか、ビートルズの『LOVE ME DO』だったかな。僕がギター、ベースが和樹で、先生がなぜかボーカル(笑)。
和樹 「先生が歌いたかっただけじゃん!」って笑ったよね。
雄貴 けど「バンドってこんなに楽しいんだ」って二人で感激して、それがバンド結成につながっていったんです。
ーアルバイトの経験は?
雄貴 学校が厳しかったのでバイトはできなくて…。商業系の高校だったので職業体験はしました。観光市場にあった食堂で、ホタテカレーが自慢のお店。人前に出るのが好きじゃなかったから、接客は元気な女の子に任せて、僕はひたすらホタテを焼いていました。
和樹 僕も高校でバイトが禁止されていて、そうこうしているうちにメジャーデビューしちゃったので一度も経験がないまま。学園祭の出し物でお化けの役をやったぐらいかなあ…
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雄貴 それはバイトではない(笑)。