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バイトがあって今がある YUTORI-SEDAI 金原遼希(きんぱら はるき)さん

2024年6月3日 公開

汗だくになって重い物を運び、筋肉痛に苦しんだことだって、いい思い出。

イオンのプライベートブランド「トップバリュ」のCMソングに起用されるなど勢いに乗る3人組バンドYUTORI-SEDAI。Vo&Gtの金原遼希さんにバイトの話を伺った。

人前に出たり人をまとめることが得意だった中学生時代

主に恋愛を歌い、優しく切ない楽曲と歌声で若い世代に絶大な支持を集めるYUTORI-SEDAI。ボーカル&ギター、作詞作曲を担当する金原遼希さんは、東京都西東京市で生まれ育った。子どものころから活発で、小・中学生時代はサッカーに打ち込む少年だったそうだ。中学校3年間を通じて学級委員、サッカー部では副部長も務めるなど「人前に出たり、まとめたりすることが好きだった」と金原さんは振り返る。
「僕の中学校にはさまざまなタイプの同級生がいて、どんな人たちとも仲良くできるようにといつも考えていました。相手が何を考えどんなかかわり方を望んでいるのかをくみ取りながら接してきた経験は、今も生きていると思います」
その一方で中学時代には兄の影響からさまざまなバンドのCDを聴いていたという金原さん。高校入学と同時に軽音楽部に入部したそうだ。
「初めてギターを触って以来、楽しくて毎日弾いていました。僕は理論や知識より感性を重視したタイプ。ギターが上手な友達に教わったり、You Tube動画を見てキーの押さえ方を学んだりしているうちに、自然に上達していった感じですね。当時好きだったのがX JapanやLUNA SEAで、これがまた難しいんですよ。弾けるようになろうとすると必然的にレベルアップしていくわけです。努力というより、好きなことに夢中になっているうちに自然に磨かれていった感じですね」
高校時代には文化祭でのステージ演奏も体験。「たくさんの友達を呼んで良いところを見せようと張り切った」と笑う。

開店日が待ち遠しかったオープニングスタッフ。外国人同僚とも仲良しに!

明るく面倒見の良い性格で、いつも多くの友人たちの輪の中心にいた金原さん。高校卒業後は社会福祉を学びたいと、大学に進学した。「人の悩みや悲しみ、ネガティブな感情に寄り添う人になりたい」という思いからだったそうだ。
そんな金原さんが最初にアルバイトをしたのは大学1年生の夏。ちょうどバンド活動を始めたころで何かとお金が掛かったこと、いつまでも親のすねはかじれないと考えたのが理由だという。
「バイト先に選んだのはしゃぶしゃぶ店のオープニングスタッフ。お肉が大好きで賄いで食べられるかな?と思ったのが主な理由です(笑)」
全員が同期スタートだったこともあり、職場の雰囲気は和気あいあい。改装が済んだ奇麗な店舗で研修を受け、開店準備をしながら、ワクワクした気持ちでオープン日を待ったそう。
「不安や心配よりは『これならもうイケる』という気持ちで、オープン日が待ち遠しかったことを覚えています。僕の担当は主にホール。芸能人の方もお忍びでよく来店され『あの人だ!』と分かっていても気付かないふりをして接客したことも良い思い出です」
キッチン担当のスタッフはほとんどが外国人。つたない日本語しか話せない同僚もいたが、金原さんは積極的に「お疲れ!」「ウェ〜イ!」などと声を掛けコミュニケーションを取るように心掛けた。アルバイト仲間のほとんどは大学生で、仕事後に朝まで語り合ったり、みんなでディズニーランドに行ったりもしたと振り返る。アルバイトを通じてお金の大切さを改めて知り、両親に感謝の念を抱いたそうだ。
「お金の大切さを実感できる以外にも、初対面の人に1日に何組も会って話をする経験はアルバイトだからこそできたこと。経験が長くなるに従って、どんな人に対しても物おじせずフラットに話し掛けられるようになりました。同時に、そのお客さんが話し掛けられたいのか、一人で過ごしたいのかなど距離感も分かるようになった点も良かったですね。社長だというお客さんから名刺を渡され『うちで働かないか』と誘われたこともあるんですよ」
しゃぶしゃぶ店以外でも、金原さんは派遣会社を通じた工事現場の警備員、イベント設営・撤収などのアルバイトを体験。人気ロックバンドのライブ後に徹夜で設備を撤去したことや、サッカーの試合の準備でスタジアムの装飾をしたこともあったとか。汗だくになって重い物を運び、翌朝筋肉痛に苦しんだことも良い思い出になっているそうだ。

国民的な存在を目指し「ゆとり世代」をポジティブワードに!

大学進学のタイミングで始めたバンド活動も継続し、2020年には現メンバーでの「YUTORI-SEDAI」が本格始動。
そんな金原さんに「YUTORI-SEDAI」というバンド名に込めた思いを尋ねると「ともすればネガティブなイメージで使われがちなこの言葉をポジティブなものに変えたいという思いから」という答えが返ってきた。更にアルキタ世代へメッセージを伺ったところ、返ってきたのはこんなエールだった。
「本当にやりたいことがあれば、自分の気持ちに正直になってほしい。『大人がこう言うから』とか『みんながこうするから』ではなく、自分の心を大切にしようよ。あなたは一人じゃない。自分もつらい体験をしてきたから、相手のつらい気持ちもわかる。ずっと近くで寄り添っていることを忘れないで!」

金原遼希さんの思い出バイト

しゃぶしゃぶ店のホールスタッフ
オープニングスタッフとして採用されワクワクしながら開店日に備えた。ノリの良い外国人同僚とも仲良しに。
イベント設営スタッフ
東京ドームなどでライブやスポーツ試合の準備・撤収を経験。あこがれの思いを抱きつつMr.Childrenのライブ撤収をしたことも。

プロフィール

YUTORI-SEDAI
金原遼希(Vo,Gt)、櫻井直道(Dr)、上原しゅん(Ba)からなる西東京発の3ピースロックバンド。2020年に現メンバーとなり本格始動。金原の切なくも優しい歌声とメロディーは唯一無二の音楽を創り出し、主に「恋愛」を歌う歌詞は、Z世代を中心に共感を呼んでいる。今年50周年を迎えるイオンのプライベートブランド「トップバリュ」のCMソングとして書き下ろし曲「ずっとそばに」を提供しオンエア中。
オフィシャルサイト:https://yutori-sedai.main.jp

インフォメーション

●最新リリース情報
配信シングル「メープル」

恋人と別れてしまった後の感情を歌う切ない歌詞が胸に迫る楽曲。Z世代に絶大な支持を集める向井怜衣を起用したエモーショナルなMVも必見。

バイトがあって今がある

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