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2017年7月10日 公開

SPiCYSOL(スパイシーソル)  Vo. KENNYさん

バイト仲間のアイツがいたから、生まれた曲もあるんだ。

SPiCYSOL(スパイシーソル) Vo. KENNYさん
心地良さや開放感を覚える楽曲の数々は、まさにこれからの季節にぴったり。
4人組バンド「SPiCYSOL(スパイシーソル)」のKENNY(ケニー)さんが地元の札幌でかつてのアルバイト経験を語ってくれた。

部活の合間を縫って、超ハードな引っ越し作業!

半袖Tシャツにチノパンというラフな出で立ちで待ち合わせ場所に登場したKENNYさん。バンドが掲げる音楽性「Surf Beat Music(サーフビートミュージック)」の緩やかで親しみやすいサウンドをほうふつとさせるような雰囲気だ。
「僕は音楽を志して上京するまで札幌に住んでいたので、バイトは『アルキタ』で探してました。あ、ヨイショじゃなくてホントですよ(笑)」
KENNYさんが音楽を始めたのは高校時代。仲間と学祭でライブを開こうと盛り上がり、バンドを組んだのがきっかけだった。当時はサーフミュージックを代表するシンガーソングライター、ジャック・ジョンソンに傾倒していたが、「斉藤和義さんとか、奥田民生さんとかもコピーしましたね」と振り返る。
「バドミントン部にも入っていて、練習にかなり打ち込んでいました。部活の合間を縫って出来るのは短期バイトくらいで、初めての仕事は高校生でもOKの引っ越し作業だったかな。だけど、企業とか学校とか、大きな荷物の多いお客さんばっかりでメチャクチャつらかったな(苦笑)」
初めて手にしたバイト代は何に使ったのか尋ねたところ、KENNYさんは突如として口ごもった。しばらく答えを待っていると、「あの…母ちゃんに花を…。でもね、次の給料からは洋服やCDとか、自分のことにばっかり使いましたよ」とポツリ。母親思いのほっこりするエピソードを照れながら教えてくれた。
高校時代には他にも多くの短期バイトを経験した。時には倉庫作業で三つにつながった状態のかぼちゃを上から落として割り続けたり、工事現場のバイトに挑戦するも車が一台も通らない道で誘導灯を持て余したり、KENNYさん曰く「不思議な職場」も少なくなかったという。
「不満というよりは、世の中には色んな仕事があるんだな〜と高校生ながらに思いましたね」

人格を形成してくれた、カフェでのバイト

KENNYさんは高校卒業後、札幌の美容系専門学校に進んだ。美容師になるための勉強も楽しかったが、1年も経たないうちに胸中にはある思いが膨らんできたという。本当は音楽で多くの人に感動を届けたいけれど、そんな夢は叶うわけがない。でも、それは自分で自分の可能性を狭めてしまっているんじゃないか、と。
「それからは音楽で生きていくってスイッチが入りました。専門学校は卒業するまで通ったけれど、上京するための資金を貯めようとティッシュ配りやバーテンダー、居酒屋といくつも職場を掛け持ちするバイトざんまいの毎日」
とりわけ思い出深いバイト先は夜はバースタイルで営業するカフェ。制服がなく、どんな身なりでも働けるところに魅力を感じ、ココしかないと飛び込んだ。バイト先の仲間とは年齢が近いことからすぐに打ち解けられ、朝まで働いた後に一緒に海に繰り出すなどまさに青春の日々を過ごしたそうだ。
「バイト仲間がアメリカンバイクを買ってツーリングに行こうって言うから、貯めていたバイト代を崩しちゃったり。上京するための資金なのに、俺は何やってんだ〜みたいな(笑)。でも、未だに仲間との絆はガッチリ太いですし、店長からは人への謝り方や正しい振る舞いを教わりました。このバイト先は、僕の人格を形成してくれましたね」
KENNYさんは専門学校を卒業してからもカフェでバイトを続け、1年ほどが経ったところで上京を決意。音楽関係のツテも安心して暮らせるような資金もなく、アコースティックギター1本だけを背負って、友人の家を転々とする生活が始まった。

バイト経験のおかげで、人間関係も良好に

KENNYさんは上京してからもカフェやイタリア料理店、バーなど飲食店を中心にバイトを選んだ。並行してソロでライブ活動を行うも、こちらの収入はゼロに等しいくらいだったと苦笑する。
「当時は一つだけ自分に決めごとを作っていました。それはバイトスタッフであり続けること。毎日のように働いていると仕事に慣れてきますし、職場も居心地が良くなってきて“このまま飲食業でいいか”と就職してしまいそうで。だから、自分は何のためにバイトをしているのか常に頭の片隅に置いておきました」
2013年、KENNYさんは『SPiCYSOL』を結成するや自分を追い込むためにタイムリミットを設定。1年で結果が残せなかったら夢をあきらめるという覚悟を決めた。その意気込みも手伝って約1年後にはバンドのコンクールに入賞し、2015年にデビューを果たすことになる。とはいえ、「ようやく夢の第一歩を踏み出せました」とあくまで謙虚だ。
「これまでのバイト人生を振り返ると、大好きな仲間が増えたし、ポジティブな人間性が培われたし、年上の人とも渡り合ってきたことで信頼出来る人を見極める目も養われた。数々の経験を積んだおかげで、音楽業界でも上手く人間関係を作れている気がします」
最後に「実は…」とつぶやき、上京の際には札幌のカフェのバイト仲間と一緒に東京に出てきたのだとKENNYさんは教えてくれた。
「そのバイト仲間はジャズバーを作りたいと上京したんです。東京では7〜8年位お互いに励まし合いながら頑張ってたんですが、残念ながら彼の夢は破れてしまいました…。で、北海道に帰るという時にどうにか元気付けたいと思ってプレゼントしたのが『My Roots』。これは、バイト仲間のアイツがいたから生まれた大切な曲なんです」

★KENNYさんの思い出バイト★

病院のシーツ洗い
高校生の時に経験したバイト。ホコリがすごくて大変だったけど、給料で通学用のチャリを買いました!
カフェ
札幌で一番思い出深いバイト先。良い仲間に恵まれて、今でも自分の音楽活動を応援してくれています。
高級バー
レコード会社の社長さんもたまに来ていたんですが、僕はシャイなので声を掛けることは出来なかったです(笑)。

<プロフィール>
SPiCYSOL

2013年8月、結成。Surf Beat Musicを掲げ、Rock、R&B など様々なジャンルの要素が入り混じった新しいサウンドに、心に染みるメロウな歌声でメロディを紡ぐ。 洋楽のフレイバーを注入しながらも抜群のセンスで独自の進化を遂げた CityとSurfが融合する新世代ハイブリッド・バンド。2017年 5月に1st Full Album「SIGNAL」をリリース。
公式サイト

<インフォメーション>

●最新リリース情報
「SIGNAL」
■RX-129 2,700円(税抜)

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