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2017年7月17日 公開

オクラホマ 藤尾 仁志さん

将来の「ネタ」のためにも、
バイトは一生懸命やるべき!

オクラホマ 藤尾 仁志さん
北海道のテレビやラジオ、舞台などに引っ張りだこのお笑いコンビ「オクラホマ」。
主にボケを担当する藤尾仁志さんがこれまでの歩みとアルバイトヒストリーを、笑い話を交えながら振り返った。

職場に着くころには、テンションがガタ落ち!?

藤尾仁志さんは兵庫県の出身。お笑いの本場・関西ということもあり、幼少期はかの有名な「吉本新喜劇」を筆頭に数多くのバラエティー番組を見て育った…かと思いきや、「実は研究者になりたかったので、ドキュメンタリー番組のほうが好きだったんですよ(笑)」と意外な過去を打ち明けた。
高校時代は勉強と野球漬けの日々を送ったことからバイトをするヒマもなく、藤尾さん曰く「研究職になるというまさに大志を抱いて」北海道大学に進学。ところが、大学1年生の冬、兵庫では味わったことのない骨まで染みる寒さに家を出るのがおっくうになってしまったという。
「もう、大学に全然行かなくなっちゃって。“研究者になりたかったのに自分の意志の弱さはなんやねん”と(笑)」
大学をサボり続けていたとはいえ、実は人生初のバイトには通っていたとか。藤尾さんが求人誌を「穴が開くほど目を通して」選んだのがコンビニの深夜シフト。本当はバーテンをはじめとするスタイリッシュな仕事にあこがれていたが、面接にことごとく落ちてしまい、ようやく合格した職場だったと苦笑いする。
「家からお店までは1キロくらい離れていたので、冬場はしんどくてしんどくて。たどり着くころには、人ってそんなにテンション下がる?ってくらいのモチベーション。ただ、店長が優しくてミスにも寛容だったし、夏にはBBQに連れて行ってくれたし、職場としては働きやすかったです」
藤尾さんは大学2年生になると「このままではイカン」と改心。学校に行くようになり、野球サークルにも入った。その新歓コンパで出会ったのが相方の河野さん。同じ関西出身で面白い性格だったため、たちまち意気投合した。

相方の河野さんに熱烈なラブレターを!

藤尾さんが所属していた水産学部は2年生の秋に函館へとキャンパスが移る。河野さんは引っ越しも手伝ってくれたというが、しばらくすると人生の転機となる話を持ち掛けて来たとか。友人がテレビ局でバイトをしていた関係から、素人がさまざまなことにチャレンジする特番に一緒に出てみないかと誘われたのだ。
「河野と友人と3人で出演してみると、自分がブラウン管に映るという経験がとにかく刺激的で、テレビに出る人になりたいと思っちゃったワケなんです。で、河野は太っていてキャラが立っているし、周りに人が集まるような明るさもあるし、二人でお笑いをやればイケるんちゃうかと。そうしてアイツに“お笑いをやろう”という手紙を書いたんです。振り返ると大層気持ち悪いけれど(笑)」
藤尾さんは河野さんを口説き落とすと、以前出演した特番のテレビ局に仲介してもらい、クリエイティブオフィスキューの付き人という形で芸能活動のスタートを切った。大学は休学扱いにして札幌に戻って来たため親からの仕送りは打ち切られ、バイトなしには暮らせなくなったと話す。
「札幌に戻って来てから始めたバイトはパブのドリンク係。僕は人に恵まれるタイプなのか、店長がまたもや面倒見が良く、ご飯に連れて行ってくれたり、早く売れると良いねといつも気に掛けてくれたり。そうそう、大泉さんのラジオ番組に出させてもらえることになったという連絡を受けたのも、そのパブのバイト中だったなぁ」

コンビで経験した遠方での短期バイト

藤尾さんはパブでバイトを続けながらテレビに出たり、劇団で芝居を始めたり、タレントとしての仕事も少しずつ増えてきた。けれど、生活していけるほどのお金は稼げず、時には相方の河野さんと短期バイトにチャレンジすることもあったそうだ。
「例えば二人で車に乗って函館空港の近くまで行き、飛行機の騒音調査をした経験も。あと、離島や江差で携帯電話の購入受付をやったこともあったかな。なんで遠いところばっかりで働いていたのかって? バイト代が弾むからです(笑)」
バイトの合間にはお笑いのネタ作りに励むも、事務所のメンバーは酷評。一度は「大学に戻ったほうがいい」とまで言われたが、それでもあきらめることは出来ずに大学を中退すると決意した。最初のころのライブは、小さな舞台で30人ほどを前にネタを披露する程度の規模だったという。
「単独ライブを開く準備に追われ寝られない日が続いていたころ、深夜に交通量調査のバイトをしました。眠い目をこすって働いていたら、ペアを組んでいた人が“藤尾君は寝てて良いよ”って自分の作業も負担してくれたんです。神様みたいな良い人ですよね。お言葉に甘えて草むらに寝転がったら一瞬で爆睡。気付いたら朝でした(笑)」
最後に今につながっているバイト経験を尋ねてみると、一瞬の間が空いた後に藤尾さんは「実は後悔してるんです」とポツリ。一体どういうことなのだろうか。
「僕はどのバイト先でも、本当にやりたいことはテレビに出ることなんだって変なプライドを持って働いてました。与えられた役割はこなしていたけれど、一生懸命というにははほど遠く…。でも、今振り返るとパブでお客さんの懐にもっと飛び込んでおけば面白いエピソードが聞けたかもしれませんし、交通量調査でも真面目に分析することでトークのネタが得られたかも。だから、若い人には今、本当にやりたいことじゃなくても、やっていることすべてが経験になると思って、バイトに前向きに取り組んでほしいですね」

★藤尾仁志さんの思い出バイト★

パブ
ドリンク係として働いていました。一昨年、15周年イベントに招かれ、当時のお客さんから「頑張ってるね」と言われたのがうれしかったです。
騒音調査
河野と二人で経験した短期バイト。仕事内容よりも、帰り道に食べたソフトクリームの味を覚えています(笑)。
治験
貼り薬で肌が荒れないかを1泊2日で検査しました。漫画があり、ゲームがあり、あまりの快適性にビックリ!

<プロフィール>
オクラホマ

藤尾仁志さんと河野真也さんが北海道大学在学中に知り合い、結成。現在はバラエティーや情報番組などに出演中。藤尾さんは絵画に造詣が深く、独創的な表現と色使いで新道展にて応募回全回佳作入賞。河野さんはラジオのレギュラー番組や講演会への出演など、個々の活動も積極的。コンビとして漫才やコントなど道内外のライブ経験も多数。2014年で結成15周年を迎えた。

<インフォメーション>

●舞台出演情報
「あっちこっち佐藤さん」
8/12(土)〜19(土)
北海道立道民活動センター かでる2.7
チケット料金/一般 3,000円(税込)
※全自由席

イギリスの「笑劇」作家レイ・クーニーの代表作「Run for Your Wife」の設定を現代日本の札幌に置き換えたコメディー。「ストーリーが進むほど笑いが大きくなる作品。爆笑続きからのインパクトのあるラストは考えさせられると思います」と藤尾さん。
お問い合わせ/イレブンナイン
Eメール: info@eleven9.jp

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