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バイトがあって今がある フレンズ

2017年7月3日 公開

誰もやったことがないような『掘り出しモノ』のバイト先には
思わぬ出会いが待ってるかも。

フレンズ
写真左からおかもとえみさん(Vo.)、ひろせひろせ(Key.)さん
撮影協力/〜tilde〜(札幌市中央区南3条西1丁目 タカラビル1F)
キャッチーで耳馴染みが良いメロディーに、男女ツインボーカルの軽快な歌声をのせて―。
注目の5人組バンド「フレンズ」から、おかもとえみさん、ひろせひろせさんが登場し、アルバイトトークを繰り広げてくれた。

「その日はバイト」というセリフにあこがれて

―音楽に目覚めたのはいつ?
ひろせ(敬称略・以下同) テレビ番組やCMの音楽を好きになったのが5歳のころ。ヒット曲をピアノで弾けたら人気者になれると思って、親に頼んで近所の教室に通わせてもらったんです。ちなみに保育園の卒園アルバムには、「将来は音楽になりたい」って書いてました。
おかもと 哲学的だね(笑)。私は小さいころに『SPEED』さんにあこがれて、歌って踊れるアーティストを目指そうと小学校3年生からダンスを始めました。中学でもダンス部に入ったんですが、先輩がコワくて…。目先を変えて軽音楽部に入部したことがバンドの道に進んだきっかけです。
―初めてのバイト経験はいつ?
ひろせ 僕は高校1年生のころですね。欲しい楽器があったというのも理由の一つだけど、バイトをしている友達に予定を聞いた時、「その日はバイト」って答える感じが大人びててカッコ良くて(笑)。で、少しでも音楽に近い職場を選ぼうと、カラオケ店で働き始めました。
おかもと 確かオープニングスタッフだったんだよね?
ひろせ そうそう。横一線のスタートなら初めてのバイトでもプレッシャーが少ないかな…と思いきや、研修は既存店でやるという(苦笑)。今までかかわったことのないコミュニティーにぶち込まれるのは怖かったけど、働いてみるとバイトの日が楽しみになりました。仕事が終わった後、先輩から「俺ん家のほうが学校に近いんだから来いよ」と言われて初めて人の家に泊まるって経験をしたり。
おかもと 私は高校がバイト禁止だったから大学1年生のころに初めて個別塾の講師を始めました。当時は前のバンドでガンガンライブを開いていて、デビューの予定もあったけど、せっかく女子大生なんだからバイトを経験してみようと思って。あのころは接客が苦手だったし、夏は涼しく冬は暖かい場所でぬくぬく…と考えた結果、個別塾を選んだんです(笑)。

奇妙でシュールなバイトの思い出!?

―バイトの楽しい思い出は?
おかもと 私は個別塾以外にバーやスタジオでも働きました。どの職場も人数が少なかったけれど、最後のバイト先は広告系の大所帯の会社。同僚と仲良くなって、お昼の休憩に公園でピザパーティーを開いたり、カードゲームをやったり、本当に楽しかったです。最初から大人数の職場で働けば良かったな〜って思いました。
ひろせ 僕は高校生のころから同じカラオケ店でずっとバイトをしていました。立地が歌舞伎町という繁華街だから、色んな人間模様が見られるのが面白かったですね。ある日、いわゆる「コワい人」たちが来た時は内心ドキドキ。だけど、利用後に部屋をのぞいてみると自分が掃除するよりもピカピカになっていて、テーブルには「良い部屋だった」という置き手紙とあめ玉が。何だか心がほっこりしました。
―逆につらかったことって?
おかもと つらかったというか…。スタジオで働いていた時に早めに着いたお客さんがいて、トイレに入ったきり出てこなくて。30分位経ったころに、外から「スタジオ空きましたよ」って声を掛けたら出てきたんですが、中をのぞくと嘔吐したのかメチャクチャ汚れていて(苦笑)。そして今でも謎なんですけど、そのお客さんはお支払いが終わって帰るかと思いきや、私の前にしばらく立ち尽くしてから去っていきました…。
ひろせ 何だよそれ、シュールすぎ(笑)。

塾講師のバイトがライブMCに生きる!

―バイトと音楽の両立は難しくなかった?
ひろせ 幸いなことに僕らは東京出身で実家住まいだったから、ガッツリバイトに入らなくても生計が立てられたんです。メンバーの予定がなかなか合わず、深夜にスタジオ入りするのがつらい程度でした。
おかもと 私もバイトは週に1〜2回くらいだったので両立は難しくなかったです。音楽だけに打ち込むと業界の価値観やルールだけに染まっちゃいがちだから、いろんな人とお話し出来るバイトの時間が息抜きみたいな感じでした。
―バイトが今に役立ったことってある?
おかもと あります!個別塾には小学生の生徒さんもいて、授業中にそっぽを向かれることもありました。それで、何とかして興味を持ってほしいと色んな話題を振っていたんです。ライブのMCの語りかけには塾講師としてのトークがとっても役立っています。
ひろせ バイト先の社員で「仕事が出来ない人はいらない」とか、ひどくキツい言い方をする人がいました。当時は腹が立つばかりだったけど、実は閉店後の作業を黙々とこなしていたり、レポートで僕の仕事ぶりを褒めてくれていたり。敢えてヒール役を買って出てハッパをかけることも社会では必要なことなんだなって気付かされましたね。
―最後に読者へのメッセージを!
おかもと 私が個別塾で小学生と触れ合ったように、普通に過ごしていたら接することがない人と出会えるのがバイトだと思うんです。自分の趣味とはまったく違ったバイト先でも、面白そうに感じたら働いてみるのがオススメ。むしろ、誰もやったことがないようなバイトを掘り出したら、思わぬ出会いが待っていそう!
ひろせ そうだね。やりたいことがない、何がやりたいか分からないという人は、バイトという枠組みに飛び込んでみるのもアリ。色んな出会いを果たすことで、目標や夢が見えてくることもあると思います。

★フレンズさんの思い出バイト★

おかもとえみさん(Vo.)個別塾の講師
教え子たちの成長を見るのはやりがいだったし、授業の準備で昔習った問題を解くのも面白かったです。
おかもとえみさん(Vo.)広告会社の事務
バンドマンが多く、大所帯の会社だったので、バイト仲間とワイワイ過ごすのが本当に楽しみでした。
ひろせひろせさん(Key.)カラオケ店
遅刻したら周りに迷惑をかけるとか、約束を守らないと信頼されないとか、当たり前だけど大切なことに気付かされました。

<プロフィール>
フレンズ

2015年6月におかもとえみ(Vo./科楽特奏隊)、ひろせひろせ(Key./nicoten)、長島涼平(B./FINAL FRASH、the telephones)、三浦太郎(G./ex. HOLIDAYS OF SEVENTEEN)、SEKIGUCHI LOUIE(Dr./ex. The Mirraz)で結成された“神泉系”バンド。2016年5月に初のワンマンライブ「シチュエーションコメディ vol.1」を開催。会場および通販限定で発表した1stミニアルバム「ショー・チューン」が好評を博す。2017年4月に初の全国流通盤となる1stアルバム「ベビー誕生!」をリリース。
公式サイト

<インフォメーション>

●最新リリース情報
「ベビー誕生!」
■QYCL-10008 ¥2,500(税抜)
●ライブ情報
「シチュエーション・コメディ season2」
9/17(日)Sound Lab mole
開場/17:30 開演/18:00
お問い合わせ/ウエス
TEL 011-614-9999

バイトがあって今がある

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