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2019年1月7日 公開

シンガーソングライター/ギタリスト Reiさん

ライブハウスは、
今の私につながった場所。

シンガーソングライター/ギタリスト Reiさん
卓越したギタープレイと、力強いパフォーマンスが注目を集める、シンガーソングライター/ギタリストのRei(レイ)さん。彼女のバイト経験は、音楽にも影響を与えたようだった。

初めて自分で稼いだのは、ライブのギャラ!

華奢な体にギターケースを背負い、取材場所に現れたReiさん。長袖のカットソーには愛らしいギターのブローチが留められ、小さいながらもどこか存在感を放っていた。やはりギターには特別な思い入れが?
「4歳のころにアメリカに渡り、ニューヨークに住んでいました。たまたまテレビに映った女性ギタリストを目にした時、すごく楽しそうで。両親にクラシックギターをおねだりしちゃいました。それを弾き始めたのが音楽のルーツです」
Reiさんは小学校低学年までニューヨークで暮らし、譜面に書かれた音符をたどるクラシックギター教室に通った。一方、学校では即興性とあうんの呼吸が求められるコンテンポラリーという分野も学んだという。帰国後は関西のインターナショナルスクールに通った。
「その学校は音楽にも力を入れていて、小学3年生のころには学内で友人とスリーピースバンドを組みました。ドラムの子に誘われて、60年代のロックやブルーズをカバーするようになったんです」
学外では小学3年生にして一人でライブ活動を行っていたというから驚くばかり。初めのうちはゲストとして数曲を演奏する程度だったが、徐々にステージ時間が長くなり、最終的にはワンマンライブを開いた。Reiさんの雰囲気に芯の強さを感じるのは、早くから大人顔負けの活動を行っていたからかもしれない。
「今日はバイトのお話がメインと聞いていましたが、実は自分で初めて稼いだのはライブのギャラなんです。私、割と堅実なタイプなので、貯金していたと思います(笑)」

ライブハウスで働いて、運営スタッフの苦労を知る!

Reiさんは高校を卒業するまで関西に暮らし、その後は東京へ。音楽活動を続けながら、20歳前後のころに初めてバイトを経験した。職場は先輩ミュージシャンから紹介してもらったライブハウス。チケットのもぎりやお客様の整列、掃除といった雑務をこなした。
「いつもは出演する側でしたが、ライブハウスを運営する方々の視点に立てたのが新鮮でした。寒い日でも1時間立ちっぱなしでお客さんを誘導したり、どんな時でも笑顔で接客しなければならなかったり、思った以上に苦労が多かったです。だからこそ、ミュージシャンとしてライブを開く時には、スタッフの方をリスペクトし、気遣いを忘れないようにって心がけています」
Reiさんが働いていたライブハウスはスタッフと出演者との距離が近く、ライブの予定がなくてもミュージシャンたちが自然と集まるコミュニティのような空間だったとか。楽屋の掃除をしているかたわらで、バンドマンが打ち合わせすることも日常茶飯事だったという。
「バイト先のライブハウスで知り合ったミュージシャンも多く、自分の音楽性と相性が良さそうな方にはライブの対バンをお願いすることもありました(笑)。2015年にリリースしたファーストミニアルバム『BLU』の共同プロデュースを務めてくれた『ペトロールズ』長岡亮介さんと出会ったのもこのライブハウス。まさに今の私につながった場所だと思います」
Reiさんは、バイリンガルとして育ったことから英語も大切なアイデンティティ。上京してからはネイティブの外国人と話す機会が減ってきたため、英語を使うバイト先を探すようになった。思いついたのはインターナショナルスクールの英語の非常勤講師。求人情報があまり出ない分野だったため、片っ端から電話をかけて空きがないか確かめたと笑う。
「ようやく見つけた先が、とあるインターナショナルスクールの幼稚園。子どもと触れ合うのは好きだったので楽しく働けました。小さな子って言葉をオブラートに包むことなく本心でぶつかってきますよね。私に対して純真無垢に接してくれる姿を見て、音楽に常にピュアで向き合わなければと身が引き締まりました」

音楽活動に理解のある恵まれたバイト先

アーティストといえば音楽活動とバイトとの両立に苦しむイメージ。ところが、Reiさんはライブハウスでも、インターナショナルスクールでも、働く前に音楽活動を優先したいと話し、ライブやレコーディングの日は休めるように調整してもらったと振り返る。
「私は本当に恵まれた環境だったと思います。もともと人見知りがちでしたが、どちらのバイトでも積極的に人とコミュニケーションを取らないといけないので、初めましての方ともスムーズに話せるようになりました。ライブハウスでは長岡さんに日本語の歌詞のつむぎ方も教えてもらうなど、間接的にバイトが音楽に役立ったこともあるんですよね」
音楽活動が苦しい時期はなかったのかと尋ねたところ、Reiさんは首を横に振る。
「音楽は自分の感情に左右されるものではなく、朝起きたら歯を磨くとか、洋服を着るとか、そんな当たり前の存在なんです」
なるほど、4歳からギターとともに過ごしたReiさんらしい考え方だ。最後に、アルキタ学生応援ナビユーザーへのメッセージで締めくくってもらった。
「バイトは今までの自分とは無関係な組織の一員になって、業務と向き合わなければなりませんよね。だけど、モノを見る尺度が変わったり、いろんな考え方に触れることで、価値観が広がると思うんです。それって、社会に出た時に、とっても『useful(ユースフル/役立つ、有益)』。人と友好的に仕事ができる糧になります!」

Reiさんの思い出バイト

ライブハウス
私にとって初めてのバイト先。ライブを開いた時のギャラと違って、定期的にお給料がもらえるというのが安心でした。
英語の非常勤講師
子どもたちに英語を教えるだけでなく、毎日のように一緒に童謡などを歌えるのも楽しかったです。

プロフィール

Rei
卓越したギタープレイとボーカルをもつ、シンガー・ソングライター/ギタリスト。幼少期をNYで過ごし、4歳よりクラシックギターをはじめ、5歳でブルーズに出会い、ジャンルを超えた独自の音楽を作り始める。2015年2月、長岡亮介(ペトロールズ)を共同プロデュースに迎え、1st Mini Album『BLU』をリリース。FUJI ROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、RISING SUN ROCK FESTIVAL、SXSW Music Festival、JAVA JAZZ Festival、Les Eurockeennesなどの国内外のフェスに多数出演。
オフィシャルサイト http://guitarei.com/

インフォメーション

●最新リリース情報
「REI」

■初回限定盤(CD+DVD)/UCCJ-9217 3,888円(税込)
■通常版(CD)/UCCJ-2163 3,024円(税込)
●ライブ情報
Rei Release Tour 2019 “Rei of Light”

3/10(日)BESSIE HALL
開場/17:30 開演/18:00
チケット/3,800円(税込)ドリンク代別
お問い合わせ/WESS TEL 011-614-9999

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