どうして札幌にはコールセンターが多いの?
東京にくらべてオフィスの賃料が安く、職場環境を整えやすいという面もありますが、札幌は日本語の発音が標準語に近いというのも理由。また首都圏だけに拠点を集中してしまうと、災害が発生した際に機能がダウンしてしまうというリスクがあり、それを回避するために首都圏から離れた札幌がコールセンターを設ける場所として選ばれているようです。
どんなお仕事なの?どんな人が向いているの?
コールセンターの業務は、インバウンド(受信)とアウトバウンド(発信)に大きく分かれています。座って電話の受け答えをする職種なので、初めてのオフィスワークやお話し好きな人に人気です。シフト制を導入していることが多く、残業なしのところも多いので自分の時間を大切にしたい人にもピッタリです。研修制度がしっかりしているので、初めてでも心配無用!SV(スーパーバイザー)と呼ばれる、その道のエキスパートがいるので、困ったことがあれば助けてもらいましょう。
インバウンド(受信)って、具体的にはどんなことをするの?
インバウンド(受信)は、お客様からかかってきた電話に応対するのが仕事です。商品の説明や受注、予約受付、各種問い合わせのほか、トラブル時のヘルプデスクを専門とした職種もこれに該当します。といってもこれら全てに1人で対応するわけではなく、役割ごとに担当が分かれていることが多いようです。インバウンド(受信)で最も重要となってくるのは、お客様の問い合わせ内容を正しく聞く力。思いやりを持って臨みましょう。
アウトバウンド(発信)って、具体的にはどんなことをするの?
アウトバウンド(発信)は、お客様に電話をかけて商品に対する関心の有無を確認するのが仕事になります。通信サービスや商品の紹介、PRをはじめ、アンケート調査などがあります。一見ハードルが高そうに感じますが、これも研修やロールプレイング(研修担当者がお客さん役になって会話の練習をする)によって訓練を受けることができるので心配は要りません。お客様にわかりやすく丁寧に伝える説明力を、実務を通して身に付けていくことができますよ。
クレーム対応は怖くない?
最初は先入観からクレーム対応が怖くて、上手に話ができないという人も多いようです。そんな時はSV(スーパーバイザー)やリーダーが隣でサポートしてくれるので、安心してください。クレームはケースバイケースのことも多いので、困った時は躊躇せず先輩やSVに相談するのがベストです。何度か経験をしていくうえで、徐々に落ち着いてお客様の話が聞けるようになり、何に対して不満を持っているのか、どのように解決できるのかが自然と分かるようにもなります。この経験が電話応対のスキルアップに繋がり、キャリアにも繋がっていきます。
お給料ってどれくらい?
札幌の最低賃金が時給810円(2017年現在)、平均が900円前後であるのに対して、コールセンターの相場は1000円〜1100円と少し高めのところが多いです。さらにアルバイトでもSV(スーパーバイザー)やリーダー制度を導入している会社が多いので、時給アップも目指せます。
まとめ
どうですか?コールセンターは一度慣れてしまえば、そう難しいお仕事ではありません。研修制度もしっかりしているので、安心して始められる職種です。時給の高さも魅力ですが、シフトも比較的調整がききやすいので、忙しい主婦の人でも短時間で効率よく働くことができます。電話応対がメインの職種なので、髪型や服装の自由度も高く、学生にもおすすめ。電話のマナーも身に付くので、卒業後の就職先でも役に立つこと間違いなしです。