意外と稼げてかなり自由！？タクシードライバーのお仕事［正社員編］

2019年2月14日公開

タクシードライバーの仕事は、お客様を目的地まで安全に送り届けること。利用者の視点から見ると運転がクローズアップされがちですが、働き方や勤務時間、ハンドルを握っていない時の業務、収入の実態などは意外と分からないのではないでしょうか？今回は一般的な法人タクシーのドライバーについてフカボリ記事をお届けします。

タクシードライバーの勤務体系って？

タクシードライバーの働き方は主に3つ。まずは朝7〜8時から夕方4〜5時まで（間に休憩あり）の昼日勤。2つ目は夕方4〜5時から朝方の3〜4時まで（間に休憩あり）乗務する夜日勤。最後は1回あたりの出勤で約20時間ほど（間に3時間程度の休憩あり）働き、翌日は休みとなる隔日勤務です。かつては隔日勤務が主流でしたが、ここ最近はタクシードライバーの健康に配慮し、昼日勤と夜日勤の2交代制でシフトを組む会社も増えているようです。

タクシーに乗っていない時の業務は？

出社後はまず制服に着替え、身だしなみを整えます。出発前には点呼を行い、運行管理者がその日の道路状況や天候に合わせた安全運転のポイントを伝える他、今月の目標や万一の事故対応などを説明。その後はアルコール検査や健康状態をチェックしてから車両のチェックに移ります。ウインカーやブレーキ、ランプ類、バッテリー、エンジンオイルなどを点検したら出発です。
帰社してからは簡単な車内清掃と洗車を済ませて、乗務記録や日報を提出。その日の売上を専用の機械に投入したら業務終了です。

お客様の探し方は？

タクシードライバーは比較的自由に働けるのが特徴で、お客様の探し方も一人ひとりの裁量に任されているのです。例えば、道を流しながらお客様を探す人もいれば、駅やホテルのタクシー乗り場で待機する人もいます。また、最近は無線の呼び出しが多く、それに対応するだけで稼げるというケースも。さらに、タブレットでお客様を乗せた場所をメモしてデータ化したり、観光タクシーの資格を取得して観光客の乗車率を高めたり、自らの工夫によって乗客を増やしている人もたくさんいます。

運転業務の流れは？

お客様を乗せたら、まず目的地を聞いて、ナビや地図でルートのチェックを行います。その際、大体の場所をGPSシステムに入力することで目的地付近で次の無線を拾えるように準備をしておくことも大切です。運転中は前方の車間距離を十分にとり、急ブレーキを踏まないように心がけるなど乗り心地に配慮。目的地に到着したら、お客様から料金を受け取ります。最近ではカードや電子マネーでの決済も増えています。その後、乗務記録をつけて完了です。

給料はどのようなシステム？

タクシードライバーの給料は歩合制。歩合率は会社によって異なりますが、札幌エリアでは50〜55％が多いようです。工夫次第では月収が40〜50万円を超える人もいます。一方、近年では固定給＋歩合（歩合率は低め）という安定的に収入が得られる給与体系を採用する会社も。いずれにせよ、タクシードライバーは稼ぎにくいという従来のイメージはくつがえりつつあるようです。

まとめ

タクシードライバーといえばハードワークな印象を受けますが、最近では働き方も稼ぎやすさも好環境へと進化しているようです。一方、努力が収入に跳ね返ってくるところは昔と変わっていません。自由な環境や手法で自分の稼ぎを確保したいという人にとっては、魅力的な職業ではないでしょうか？ぜひ、タクシードライバーの仕事も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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