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2021年4月12日 公開

北大フロンティアプログラム×HAJ/インターンシップレポート

SDGsから考えよう!札幌を暮らしやすい街にする外国人留学生の提言。

北海道で暮らす外国人は3万7000人を数え、そのうち約4600人が大学や日本語学校で学ぶ留学生です。北大フロンティアプログラムは、そんな外国人留学生に対して、日本企業への就職に必要な「日本語能力」や「企業文化の理解」といったスキルの獲得を支援する取り組み。アルキタやジョブキタなどの求人メディアを運営する北海道アルバイト情報社(以下、HAJ)は、その理念に共感し、同プログラムを利用している留学生9人を2週間のインターンシップで受け入れることにしました。

今回のインターンシップ期間で彼らに取り組んでもらったのは、近年注目度が高まっているSDGsの考えに沿って、留学生の視点で、札幌を暮らしやすい街にする提言をしてもらう、というもの。留学生の目に札幌の街はどのように映っているのか。また、どんな課題を改善すべきか。彼らの声をご紹介します。

日本人大学生と一緒に札幌の課題探し。

3月中旬からスタートしたHAJのインターンシップに参加したのは、中国と韓国から来ている留学生。多くは札幌市内在住ですが、北大の水産学部がある函館市在住の留学生も参加しました。2週間のインターンシップ期間の途中には、日本人学生との意見交換の機会も設けられ、それぞれの視点から札幌の街の課題について議論しました。

「意見チーム」と「提言チーム」がプレゼンテーション。

2週間に及んだインターンシップの最終日に行われたのが、行政担当者や学校、企業の関係者に向けてのプレゼンテーション。留学生たちは「意見チーム」「提言チーム」の2チームに分かれ、活動の成果を発表しました。

まず「意見チーム」として、北海道に留学して4年目というサイ・イチダクさんら4人が順に登壇。札幌での生活を通じて感じた課題を紹介しました。

発表では「冬になると道路の点字ブロックが消えてしまう」「道路脇の雪山にゴミが捨てられ「美観を損ねている」といった雪国ならではの課題から、「『北◯条西◯丁目』など住所表記がわかりにくいので、合わせて方角を表示したほうが良い」という具体的な対策を含むものまでさまざまな意見が出されました。
その後の質疑応答では日本と中国のキャッシュレス事情などについて話が及び、中国では主流アプリWeChatがあればコミュニケーションだけでなく支払いも友達との「割り勘」も簡単だが、日本は「◯◯pay」などの決済アプリが多くて分かりにくいといった声もきかれました。

実は外国人に大人気!?スーパーの「半額弁当」。

続く「提言チーム」の発表では、サイ・ブンセイさんらが中心となって、SDGsの11番目の目標「住み続けられるまちづくりを」の観点から、「札幌を“すべての人にとって住みやすい街”にする」ための提言が行われました。

提言の1つ目は、初めて北海道を訪れた外国人にとって「複雑すぎる手続き」を改善すべきというもの。留学生たちはそれぞれの体験談を交えて、携帯電話の契約や区役所での手続きがわかりにくいこと、生活面をサポートしてくれる制度はあるが、使いやすいものではないことなどを説明しました。また、外国語対応している札幌市役所のHPにも、実は誤訳が多いということが指摘され、例えば「税金」の訳が「税星期五(中国語では「税の金曜日」の意味)」となっているなど、混乱を招いていることが示されました。
そしてその具体的な解決策として、バイリンガルによるボランティアを募ること、簡単に手続きができるナビゲーションアプリを導入することなどを提言。そのための予算をどのように確保するかまで踏み込んだ説明がなされました。
提言の2つ目は、日本人の生活にも密着した地元スーパーの活用に関するもの。登壇したホウ・トクレンさんによれば、日本のスーパーでよく見られるタイムセールや夕方の値引きは、母国では非常に珍しく、外国人が日本に来て感動するポイントのひとつなのだそう。「半額弁当」をテーマにした在日外国人のブログも人気であることなどが紹介されました。
それを踏まえ、まだまだ知られていない地元スーパーを、もっと外国人が利用しやすいようにしようというのが提案の趣旨。具体的なアイデアとして電子チラシを作ったり、利用者のニーズと店舗の品揃えを結びつけるマッチングアプリの開発などが提案されました。

大切なのは個人と個人の繋がり。

提言チームの発表の後、再び質疑応答が行われ、札幌市の担当者は「どの意見もしっかりと向き合わなければいけないものばかり。改めて気付かされることが多かった」という感想を伝えました。

「北海道に来る前と、後とで印象がどのように変わったか?」という会場からの質問に対しては、「雪景色にあこがれていたが、雪のある暮らしは大変」「想像よりも街が小さかった」といったマイナスの意見が出された一方、「食べ物がおいしい」「人が優しい」などうれしい声も聞かれました。また別の質問者から「北海道民は総じて閉鎖的という意見もあるが?」という問いには、「『北海道民』とか『留学生』といった大きな捉え方ではなく、個人と個人で考えることが大事だと思う」と答えていたのが印象的でした。
すべてのプレゼンテーションが終わった後、前述のサイ・ブンセイさんに話を聞くと「SDGsの観点から、私たちが住む街のことをじっくり考える機会ができてよかった。自分たちの意見で少しでも札幌が良い街になれば」と語ってくれました。

北大フロンティアプログラム

北海道大学及び北海道科学大学による留学生就職促進プログラム。産学連携科目とビジネス日本語教育を通じて、 留学生の日本企業への就職を支援。
問い合わせ/北海道大学工学系事務部教務課
北海道札幌市北区北13条西8丁目
https://hokudai.frontier-program.jp/

株式会社北海道アルバイト情報社 ジョブキタ人材サービス事業部

“北海道で「たのしくはたらく」を増やす”をパーパスに、アルキタやジョブキタなどの求人情報メディアを運営しています。ジョブキタ人材サービス事業部では人材紹介・紹介予定派遣などを行い、留学生の道内企業への就職もサポート。
問い合わせ/ジョブキタ人材サービス事業部
北海道札幌市中央区南1条西6丁目20-1
TEL.011-251-3433
http://www.haj.co.jp/

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