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バイトがあって今がある AIR-G’ エフエム北海道 DJ 林 唯衣さん

2015年2月16日 公開

アルバイトは楽しかったですね。
とにかく楽しかった。

AIR-G' エフエム北海道 DJ 林 唯衣さん
毎週金曜日の午後、FMラジオAIR-G'から流れる元気いっぱいの笑い声。聞いているだけでどんどん心が明るく軽くなってくるような、魅力あふれるトークの主が林唯衣さんだ。若い女性を中心とする多くのファンから「ユイちゃん」と親しまれる林さんに話をうかがった。

初バイト代の使い道は
「祖母へのプレゼント」

明るさと元気、思いやりがあふれるトークで、若い女性を中心とするファン達から姉や親友のように慕われる林唯衣さん。毎朝ラジオが流れる家庭で育ち、子どものころから自然に親しむうちに、「いつかは自分もラジオの世界の人になりたい」と夢を抱くようになったそうだ。あこがれていたのは「聞くだけで元気とパワーをもらえた」AIR-G’のDJ・北川久仁子さん。
高校卒業後は札幌の短大に進学した林さん。最初のアルバイトはスーパーの駐車場で誘導・整備をする係員だったそう。「高校を卒業してお小遣いももらえなくなり、通学の交通費くらいは自分で稼がなきゃって思って。学校の求人掲示板で見つけたんですけど、お給料日が事細かに明記されていて『よしっ!これなら〝不払い〟はないな』って思って(笑)。おかしいでしょ、まずそんなこと考えちゃうなんて」と周りの空気までパーッと明るくするような笑い声を交えて話す。トランシーバーで同僚と駐車場の空き状況を確認し合い、経路を考えながらの誘導で「混んでくると、最初のころはどう誘導すればいいのか分からなくて混乱したり大変でしたけど、だんだん慣れてきて。楽しかったですよ。私、誘導上手だったと思うんです。ピッ、ピッ、ピって、けっこう効率的に車を動かして、空から見たら、まるでマスゲームみたいに美しい動線が出来てたはず(笑)」。寒い日も疲れた時にも笑顔を絶やさない林さんは先輩たちにも可愛がられ、仕事帰りにはよく車で駅まで送ってもらっていたという。
ちなみに最初にもらったお給料で林さんが買ったのは、おばあさんへのプレゼントのお茶碗。「最初は母に何か贈ろうと思って、何がいいか聞いたら『お母さんはいいから、お世話になっているおばあちゃんに何か贈ってあげて』って言われたんですよ」と教えてくれた。

体力仕事の最中も
楽しむ姿勢を忘れない!

その後、札幌ドームでビールの売り子をしたのも林さんにとって忘れられない思い出だ。「スポーツが大好きでタダで野球観戦が出来るんじゃないかと思って飛びついちゃいました。実際に見られたかどうかは、ノーコメント(笑)。歩合制なので、声の掛け方やタイミングなど、売れるコツを考えて工夫するのがとにかく楽しかったですね。球団によってファンのカラーが違ったりするのも、すっごく楽しかったですよ」
熱心なファンが多いことで知られる某球団の試合では、その球団の攻撃中にウロウロしようものなら「ジャマや!」と罵声が飛ぶことも。「その分、勝ってる時にはすっごく気前がよくて、制服のウエストポーチにお菓子を入れてくれたり、『ねえちゃん、(ビールの)アワいらへんで』って陽気に声を掛けてくれたり本当に面白いの」。さらに「B・Bってね、舞台裏でもB・Bなんですよ。休憩中に私がアグラをかいてたら、指をこうピッピッって振って『女の子がそんなカッコしちゃダメだ』って、身振りで注意されちゃった」と、次々に楽しいエピソードを明かしてくれた。
そして、短大卒業後の秋に見事AIR-G’パーソナリティのオーディションに合格した林さんだが、アルバイトは続行。「ラジオでリポーターの仕事をさせてもらえるようになって、下調べや慣れない取材でヘトヘトになっているところに、夜遅くまでのアルバイト。JRの終電ってけっこう混んでいて座れないんですよねぇ。キツかったけれど、早くラジオの仕事だけで生活出来るようになりたいって、頑張る原動力にもなりましたよね」と、苦労談を話す時でもやっぱり楽しそうな笑顔を絶やすことのない林さんだ。

リスナーと心を通わせる
時間をもっと持ちたくて

そんな林さんの〝元気の源〟となるのは、何をおいてもリスナーからのメッセージ。「唯衣ちゃんが楽しそうに話してたスポットに行ってみた。すっごく楽しかったよ」「今言ってたオススメグッズ、これから買いに行ってきま〜す」etc…。友人達とのガールズトークのように心が通い合うのが感じられ楽しいと笑う。同時に「本音を全部さらけ出して一生懸命書いてくれたんだろうなっていうメッセージも多くて…。読んでても心がポカポカあったかくなって楽しい。不思議なもので、自分が本当は元気じゃないのに元気を装っている時ってリスナーさんからのメールも少ないんですよ。本当に元気で心から楽しめて話している時にはたくさんのメールが届くの。声の成分って電波に乗るんじゃないかな?」と、ラジオDJの仕事の奥深さも話してくれた。
夢は「いつか、24時間×週7日をラジオでしゃべり続けること」─。まるで太陽のように明るく温かく、惜しみない笑顔で話す林さんだった。

★林 唯衣さんの思い出バイト TOP3★

スーパーの駐車場
車の誘導や清掃などを担当。駅からは遠かったけれど、往復のバスで同僚と会ったり、車で送ってもらったりもして楽しかった〜
札幌ドームでのビールの売り子
膝にあざをつくりながら階段を上り下りする体力仕事。「お代わりを頼むから、7回の裏にまた来てよ!」なんて声が掛かることも
ドラッグストア
重い段ボールを扱う作業が多くて大変!商品をビシッと並べて陳列する作業が大好きで、今でもお店に行くと無意識に整頓しちゃう(笑)

<プロフィール>
林 唯衣(AIR-G' エフエム北海道)

千歳市出身。8月12日生まれ、血液型はA型。2006年秋にAIR-G'パーソナリティオーディションに合格し、翌年2月よりリポーターとして登場。現在、「BOND GIRL!」(毎週金曜13:00〜17:44)を担当中。好きなことは、ライブ鑑賞、スポーツ観戦、昼寝など。趣味は「安くて良いもの探し」

<インフォメーション>

●番組オンエア情報
金曜 13:00〜17:44「BOND GIRL!」
気持ちのいい人生につながる、アクティブに楽しい週末の過ごし方を提案する情報バラエティ番組。音楽・人・モノをつなげる〝ボンドな〟パーソナリティ・林唯衣が、「つながる・つなげる(=ボンド)」メディアの元祖であるラジオの魅力をたっぷりと伝えます。

●番組ページ
http://www.air-g.co.jp/bg/

バイトがあって今がある

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