デリバリーバイトについてインターネットで調べると、「楽」「きつい」どちらの感想も出てきます。メリット、デメリットを知って、自分に合った仕事かチェックしましょう。
■メリット
・高収入を得やすい
業務委託の場合は件数がこなせれば高収入を得られます。中には時給換算で2,000円以上稼いでいる人もいるほどです。アルバイト勤務の場合も、飲食店の他の職種と比べて、数十円〜百円程高い時給が設定されている仕事もあるので、稼ぎやすい仕事と言えるでしょう。
時には、お客様からチップをもらえる場合もあります。アルバイトの場合は雇用先に申告する必要がありますが、業務委託の場合はそのまま自分の収入になります。
・1人の時間が多い
基本的にデリバリー業務は1人で行うため、人と接する時間は少なめです。接客や同僚とのコミュニケーションに自信がなくても、最低限のやりとりができればOKなので、気楽に働けます。
・服装や髪型の制限が少ない
人と接する時間が少なく屋外での配達がメインの仕事のため、接客がある仕事と比べて、服装や髪型の規則はゆるい傾向にあります。特に業務委託の場合は制限が少なく、短パンやサンダルなどカジュアルすぎる服装、配達時に危険な服装、清潔感がない服装以外は、基本的に自由です。アルバイト雇用の場合は、雇用先の規則が定められている場合もあるので、面接時に確認するのをおすすめします。
・健康的に働ける
身体を動かしながら働けるので、健康に良いのもデリバリーバイトのメリットです。特に自転車で配達する場合は、運動量が多いため、ダイエットやトレーニングにもなります。
■デメリット
・天候が悪いときつい
台風や大雨、雪など悪天候の時ほどデリバリーの需要が増えます。忙しいうえに、運転中の視界不良や路面の滑りやすさなどにより事故のリスクが高まるので安全運転を心掛けましょう。悪天候のなかでのデリバリー業務は、身体へのダメージが大きいのもデメリットです。悪天候以外でも、真夏の暑さによる熱中症や冬の寒さによる冷えには要注意です。
・道に迷ったり時間に追われたりする
スマートフォンの地図を使用していても、道がなかなかわからず迷ってしまうケースも少なくありません。時間制限が設けられているなか、道に迷うとかなりのプレッシャーになります。
・配達や会計のミス
サイドメニューを運び忘れる、指定時間を過ぎてしまう、料理が容器からこぼれてしまう、お釣りを間違えるなどのミスがあると、クレームに発展するリスクがあります。店舗内でのアルバイトとは違い、すぐに周囲のフォローを受けられないため、注意が必要です。
・事故のリスクがある
稀ではありますが、デリバリー業務中に事故を起こしてしまうケースがあります。運転が得意な人でも、初めて行く場所に時間内に配達しようとすると、スピードを出しすぎたり、注意が散漫になったりする可能性があるので油断は禁物です。基本的にアルバイト勤務の場合は、労災や雇用先の保険が適用されます。そのため、万が一加害者になったとしても、重大な過失がなければ賠償責任を負うケースは少ないです。業務委託の場合は自ら労災保険や賠償保険に加入することで、金銭的なリスクを軽減できます。自身のケガはもちろん、加害者にならないよう、くれぐれも安全運転を心掛けましょう。