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アルキタ流!札幌バイト白書 いま注目の仕事。デリバリースタッフの仕事内容を詳しく紹介

2023年1月26日 公開

飲食店の料理をお客様のもとに届けるデリバリースタッフ。2019年新型コロナウイルスのまん延と共にニーズが増え続け、今では街で見ない日がないほど普及しました。この記事では、デリバリーの仕事内容やアルバイト・業務委託の違い、給与、メリット・デメリットを解説します。デリバリーバイトに興味のある方は、ぜひチェックしてください。

そもそもデリバリーの仕事とは?

フードデリバリーは、お客様から料理のオーダーを受け、自転車やバイクで各家庭やオフィスに配達する仕事です。昔はピザやラーメン、そば屋など飲食店のスタッフが配達するのが一般的でした。しかし、現在は「Uber Eats(ウーバーイーツ)」や「出前館」などが「デリバリー代行業者」として登録し、飲食店から受け取った料理をお客様に配送するパターンが一般的となっています。
仕事内容はデリバリー代行業者によって異なりますが、おおよその仕事の流れは、下記のようなイメージです。

・お客様からオーダーが入ったら料理を受け取る
・配達先への道順を地図アプリなどで確認する
・完成した料理を荷積みして自転車やバイクなどで配達する
(配達予定時間を過ぎそうな時は電話連絡を入れる)
・お客様に料理を渡す
・飲食店に配達完了報告を送る
※現金決済の場合、お料理と共に代金を回収するなど受け渡しが発生します

飲食店の配達スタッフとして働く場合は、注文などの電話応対やチラシのポスティング、料理を入れる容器の準備、掃除といったさまざま業務を担当します。一方、デリバリー代行業者の場合は、基本的に配達専門です。

働き方や給与はどうなの?

デリバリーアルバイトの雇用形態は大きくわけて、「アルバイト」と「業務委託」があります。それぞれの働き方と給与について解説します。

・アルバイト
アルバイトスタッフは飲食店やデリバリー代行業者と雇用契約を結んで、シフトに応じて働きます。給与は時給制です。
仕事で使用する自転車・バイク・スマートフォン・制服などは、すべて雇用先が用意します。研修や業務マニュアルも用意されているケースが多く、何かあったら先輩に相談できるため、初めてデリバリーアルバイトをする人も安心して始められます。配達件数が少ない日であっても時給制なので安定して稼げます。また、一定の基準を満たせば社会保険に加入できる、社割などの福利厚生を受けられるなどのメリットもあります。年末調整といった税金の手続きは、基本的に雇用先がしてくれるので手間が掛かりません。

・業務委託
デリバリー代行業者と業務委託契約を結んで、個人事業主として働くスタイルです。完全歩合制となり、配達1件ごとに定められた報酬をもらえます。件数をこなせるようになれば高収入も可能です。ただし、アルバイトとは異なり、仕事で使用する道具は基本的に自分で用意しなければいけません。デリバリー案件を自分で選べるので、好きな時間・好きなエリアで稼働でき、自由な働き方ができます。空き時間を有効活用できるので、学校や本業で忙しい人でも働きやすいかもしれません。その反面、オーダーが少ない日もあり、収入は不安定。高い収入を得るには、配達エリアや稼働時間を工夫するなどの努力が必要です。また、雇用関係を結んでいないため、社会保険や福利厚生の対象にはなりません。確定申告など税金関係の手続きも自分でする必要があります。

きつい?楽?デリバリーバイトのメリット、デメリット

デリバリーバイトについてインターネットで調べると、「楽」「きつい」どちらの感想も出てきます。メリット、デメリットを知って、自分に合った仕事かチェックしましょう。

■メリット

・高収入を得やすい
業務委託の場合は件数がこなせれば高収入を得られます。中には時給換算で2,000円以上稼いでいる人もいるほどです。アルバイト勤務の場合も、飲食店の他の職種と比べて、数十円〜百円程高い時給が設定されている仕事もあるので、稼ぎやすい仕事と言えるでしょう。
時には、お客様からチップをもらえる場合もあります。アルバイトの場合は雇用先に申告する必要がありますが、業務委託の場合はそのまま自分の収入になります。

・1人の時間が多い
基本的にデリバリー業務は1人で行うため、人と接する時間は少なめです。接客や同僚とのコミュニケーションに自信がなくても、最低限のやりとりができればOKなので、気楽に働けます。

・服装や髪型の制限が少ない
人と接する時間が少なく屋外での配達がメインの仕事のため、接客がある仕事と比べて、服装や髪型の規則はゆるい傾向にあります。特に業務委託の場合は制限が少なく、短パンやサンダルなどカジュアルすぎる服装、配達時に危険な服装、清潔感がない服装以外は、基本的に自由です。アルバイト雇用の場合は、雇用先の規則が定められている場合もあるので、面接時に確認するのをおすすめします。

・健康的に働ける
身体を動かしながら働けるので、健康に良いのもデリバリーバイトのメリットです。特に自転車で配達する場合は、運動量が多いため、ダイエットやトレーニングにもなります。

■デメリット

・天候が悪いときつい
台風や大雨、雪など悪天候の時ほどデリバリーの需要が増えます。忙しいうえに、運転中の視界不良や路面の滑りやすさなどにより事故のリスクが高まるので安全運転を心掛けましょう。悪天候のなかでのデリバリー業務は、身体へのダメージが大きいのもデメリットです。悪天候以外でも、真夏の暑さによる熱中症や冬の寒さによる冷えには要注意です。

・道に迷ったり時間に追われたりする
スマートフォンの地図を使用していても、道がなかなかわからず迷ってしまうケースも少なくありません。時間制限が設けられているなか、道に迷うとかなりのプレッシャーになります。

・配達や会計のミス
サイドメニューを運び忘れる、指定時間を過ぎてしまう、料理が容器からこぼれてしまう、お釣りを間違えるなどのミスがあると、クレームに発展するリスクがあります。店舗内でのアルバイトとは違い、すぐに周囲のフォローを受けられないため、注意が必要です。

・事故のリスクがある
稀ではありますが、デリバリー業務中に事故を起こしてしまうケースがあります。運転が得意な人でも、初めて行く場所に時間内に配達しようとすると、スピードを出しすぎたり、注意が散漫になったりする可能性があるので油断は禁物です。基本的にアルバイト勤務の場合は、労災や雇用先の保険が適用されます。そのため、万が一加害者になったとしても、重大な過失がなければ賠償責任を負うケースは少ないです。業務委託の場合は自ら労災保険や賠償保険に加入することで、金銭的なリスクを軽減できます。自身のケガはもちろん、加害者にならないよう、くれぐれも安全運転を心掛けましょう。

まとめ

◎デリバリーバイトとは、お客様のオーダーに応じて飲食店の料理を届ける仕事。
◎ピザ屋の配達など飲食店の配達スタッフとして働く場合と、デリバリー代行業者に登録して働く場合がある。
◎アルバイト勤務の特徴は、シフト勤務、時給制、自転車などの仕事に使うものは基本的に雇用先が支給する。
◎業務委託契約の場合は、案件ごとに仕事を引き受ける完全出来高制。仕事に使うものはすべて自分で用意しなければならない。
◎デリバリーバイトのメリットは、高収入を得やすい、1人の時間が多い、服装や髪型の制限が少ない、健康的に働ける点。
◎デリバリーバイトのデメリットは、天候が悪い場合がある、道に迷ったり時間に追われたりする、配達や会計のミス、事故のリスクなど。

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