農業のバイトは大まかに分けると「作付け・管理」「収穫・選別」「出荷」の3つがあります。それぞれの仕事内容を詳しく見ていきましょう。
作付け・管理
「作付け」とは、農作物を植え育てることです。農家さんの指示のもと、種まきや苗植えを行います。作付けのタイミングは、作物の育つ時期、収穫時期によって異なります。
そして作付け後に行うのが「管理」。収穫までの水やりや草むしり、肥料まきに加えて日々の湿度や温度の管理、栽培の記録などさまざまな業務を行います。また作物が順調に育つよう、害虫対策用のネット張りや農薬の散布、水やり用のスプリンクラーの設置や稼働等の仕事を行う場合もあります。
収穫・選別
十分に作物が育ったら、それぞれの手順に従って収穫していきます。作物に傷が付いてしまうと売り物にならないケースもあるため、農家さんの指導に従いながら丁寧に作業しましょう。収穫後の選別では、傷が付いている物や形が悪い物、腐っている物を取り除きます。選別基準をしっかり確認し、わからない場合は素直に質問するのが大切です。
選別が終わったら、サイズや重さといった規格ごとに分け、段ボールや袋に詰めていきます。収穫物を見る最後のタイミングなので、基準から外れたものを出荷しないよう、しっかりチェックしましょう。
出荷
箱詰め・袋詰めした収穫物を、市場や卸売業者といった取引先へと出荷する作業です。小型トラック(軽トラック)で運ぶ場合が多いようです。小型トラックは普通自動車免許を持っていれば運転できます。トラックに作物を上げ下ろしする際は、収穫物を傷つける恐れがあるため注意しましょう。柔らかい果物を取り扱う場合は、細心の注意が必要です。
他にも、トラクターをはじめとする農作業用機械の修理やメンテナンス、ビニールハウスの修繕など、農業に伴う仕事を頼まれることもあります。さらに野菜のカットや乾燥といった加工作業を任されるケースも。アルバイトに応募する際は、事前に具体的な作業内容を確認しておくと安心です。