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バイトがあって今がある HBCアナウンサー 金井 憧れさん

2015年11月9日 公開

誰かの役に立つって
すごく楽しいことだと思うんです。

HBCアナウンサー 金井 憧れさん
キュートなルックスと個性的な名前で注目を集め、一躍全国にその名が知られることになったHBCアナウンサー・金井憧れさん。「憧れ」は本名。これまでに経験したバイト話とやっぱり気になる名前についてのエピソードを語ってもらった。

好奇心旺盛な人間にと
父親が命名

「よろしくお願いします!」とキラリと光る笑顔を見せてくれたのは、入社からわずか2年で全国区の有名人となった金井憧れさん。
早速バイトの話を聞きたいところですが、その前に…と切り出すと、「名前のことですよね?」と微笑んでくれた。という訳で、まずは名前にまつわるエピソードを聞かせてもらうことに。
命名の由来については「身の回りのいろいろなモノやコトにあこがれる、好奇心旺盛な人間になってほしいと父が名付けた」とのこと。
素敵な願いが込められた名前だが、付けられた当人としては困惑することも少なくなかったそう。
「まず本名だって信じてもらえないんです(苦笑)。対面で自己紹介する時はまだ良いんですけど、電話だと大変。『“れ”は送り仮名なんです!』って言っても分かってくれない人が多くて」
その他読み方を何度も説明させられたり、就職活動ではふざけている!と、応募を無効とされたことさえあったという。しかし、現在はアナウンサーという注目を集める仕事に携わり、その名前も大きな武器に。「皆さんに覚えてもらってうれしい」と笑みを見せる。

テレビの制作側と出演側を
学生時代に経験

バイト経験を尋ねると、テレビ業界にまつわるものが多数。
「中学生のころからテレビの世界に興味を持ってました。いわゆるテレビっ子だったし、テレビ番組のスタジオ観覧にもよく参加していました」
大学生になった金井さんが1年生の時から携わっていたのは、テレビ局の学生ADというアルバイト。土曜の朝に放送されていた生番組の制作スタッフとして働いていた。
「金曜の午後にテレビ局に行き、次の日の放送終了まで徹夜で仕事をするんです。出演者の控室の準備や会議の資料作り、放送で使う新聞にアイロンを掛けてシワを伸ばしたり…ありとあらゆる雑用をこなすためにテレビ局中を文字通り“走り回る”仕事です」
寝る間もなく働き続けるというハードな職場ながら、番組づくりのためにスタッフ全員が力を注ぐ一体感に感動を覚えていたと振り返る。
「確かに体力的にはツライし、辞めちゃう子も多かったけど、私はその雰囲気がすごく楽しくて。4年間ずっとそのバイトをやり続けました」
生放送という失敗の許されない緊張感も金井さんにとっては「アドレナリンが出る(笑)」心地良い刺激に。この空気感の中で働きたい…そんな思いがアナウンサーを志すきっかけとなった。学生ADの仕事と並行して学生キャスターとして番組出演もしていたという金井さん。
「これも生放送の朝の情報番組。MCのアシスタントとして、原稿を読んだり番組内のコーナーを担当していました」
番組の制作側とテレビに映る出演者側、その両方を学生時代に経験。カメラを向けられることにも抵抗がなくなり、「カメラは友達」と思うようになった。

多くの人に「憧れ」られる
アナウンサーを目指したい

大学では総合政策学部で学び、特に語学に熱心に取り組んでいた金井さん。その意外な特技がインドネシア語だ。
「インドネシア語って文法が英語に似てて、簡単なんです。しかも、敬語が無くて、過去形や未来形も無いザックリとした感じ。気にしないって意味の“ティダパパ”って言葉があるんですけど、インドネシア語自体がティダパパだらけ(笑)」
言語の習得を通じ現地の文化や経済にも関心を寄せ、留学を検討。テレビ局への就職を目指す一方で、インドネシアで働く道も本気で模索していたという。
「アナウンサーになっていなかったら今ごろはインドネシアで働いていたかもしれません(笑)」
アナウンサーを志望する人は全国各地の放送局の採用試験を受けるのが一般的。金井さんは学生ADをしていたTBSをはじめ、全国の系列局を志望した。
「同じ系列局でも雰囲気は全然違うんです。HBCは一次試験を受けた時点で“なんかイケるかも?”って直感があったんです。けれど、それまで何度も落ちてたから自信はナシ。採用の連絡をもらった時は号泣でした(笑)」
最後にバイトで得たものを尋ねると「気遣いです」という答えが返ってきた。
「テレビ局にいる人っていろんなこだわりがあって、会議の飲み物にしても、この人はコーヒー、あの人はお茶って好みを知っておかなきゃいけません。確かに覚えるのは大変だけど、その人のクセが分かるとうれしいし、役に立つと楽しい。ADバイト時代は自分に出来ることは無いかなって、いっつもキョロキョロしてました」
ちなみに現在、所属するHBCでも学生ADがアルバイトをしているという。
「徹夜作業の後、廊下で寝てる学生さんを見ると、当時の自分を思い出してニヤっとしちゃいますね。彼らが支えてくれる番組でアナウンサーをするからには、皆さんに“憧れ”られる存在を目指さなきゃって気持ちも引き締まるんです」

★金井 憧れさんの思い出バイト★

ファストフード店
可愛らしい制服姿にあこがれて、高校時代にバイトをしました。
学生AD
24時間くらい寝ないで働くんですけど、辞めたいと思ったことはなかったです。
学生キャスター
生放送で原稿も読ませてもらっていたんですけど、きっと下手だったはず。今思うと恥ずかしいです(笑)。

<プロフィール>
金井 憧れ

愛知県生まれ、東京・アメリカ育ち。2014年アナウンサーとしてHBCに入社。全国放送の情報番組にリポーターとして出演したことがきっかけとなり、その名前が全国に知られることとなる。現在、HBCのテレビ、ラジオで幅広く活躍中。

<インフォメーション>

●出演番組
HBCテレビ「ガッチャンコジャーニー」
毎週土曜 午後0:30〜午後1:00

バイトがあって今がある

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