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バイトがあって今がある SANABAGUN.

2018年8月13日 公開

バイトが上手くいくコツ?
全力のあいさつしかないでしょ!

SANABAGUN.
写真左から岩間俊樹さん(MC.)、澤村一平さん(Dr.)
渋谷ストリート発、勢いが右肩上がりの8人組ヒップホップ/ジャズグループ
「SANABAGUN.(サナバガン)」。
MCの岩間俊樹さんとドラムの澤村一平さんが、テッパンネタも交えたアルバイト経験をトーク!

地図を読み込んで、ポスティングを超効率化!

―お二人の音楽のルーツは?
岩間(敬称略・以下同) 地元は青森県の三沢市。米軍基地が近かった影響もあって、中学生ぐらいになると全員B-BOYの格好をするんですよ。
澤村 そんなことないだろ(笑)。
岩間 で、高校に上がってもまだB-BOYをやってるヤツだけが、真のヒップホップマインドを持ってる、と。
澤村 見えてる世界が狭すぎ…。
岩間 あれ?何の話だっけ?あ、音楽のルーツはDJをやってた兄貴の影響かな。ある時、DVDを借りようと思って部屋に入ると「キングギドラ」のライブDVDが転がってて、何の気なしに見てみたんです。そうしたらとにかくカッコイイ。それがラップを始めたきっかけです。
澤村 僕は中学生のころにバンドをやってみたくなったんですよね。でも、ドレミが分かんないから、音階が関係ないドラムを始めました。当時、ラッパーがテレビに出てるのを見て、ヒップホップにも興味深々。特にキングギドラがヤバくて。
岩間 一平もキングギドラか(笑)。
―初めてのバイト経験って?
岩間 高校生のころに始めた居酒屋。MTRっていうレコーディング機材が欲しくて、夏休みの間1日も休まずに8万円を稼ぎました。自分が働いて得たお金で機材が買えたのは、言葉にできないくらいうれしかったなぁ(遠い目)。
澤村 僕は高校時代のポスティングが初バイト。友達が「一平は体力がないけど、ポスティングなら自分のペースでできるんじゃないか」と誘ってくれたんです。
岩間 で、体力はどうだった?
澤村 いや、全然ダメ(笑)。だから、地図の等高線まで読み込んで、できるだけアップダウンが少なく済み、効率的に配れる道順を組み立てた。高校を卒業するまで続けたんだけど、最終的には「社員にならない?」ってスカウトされるくらいにまで成長しましたね。

コンビニで起きたテッパンネタ事件!?

―メンバーはどう出会ったの?
岩間 それぞれが偶然の出会い。例えば、ボーカルの遼(高岩さん)は、高校時代に岩手のお祭りで知り合いました。僕はラップの披露、彼はダンサーとして出ていたんですよね。
澤村 自分は、遼とは大学のオープンキャンパスで顔見知りになりました。
岩間 上京してからも遼がジャズボーカリストとして活躍してるのは知ってました。で、椎名純平さんのオープニングアクトを一平や管楽器メンバーと一緒にやってるのを見て、次のライブで僕がフィーチャリングしたんです。それがSANABAGUN.(以下、サナバ)の原型かな。
澤村 ちなみに、ギターのツカちゃん(隅垣さん)とは横浜のハワイアンダイナーでバイトが一緒でした。
岩間 サックスの大河(谷本さん)と遼もキャバレーの演奏のバイトで出会ってるね。
―なるほど。ハワイアンダイナーのバイトはどうでした?
澤村 僕はホールスタッフだったんですけど、ホール長が体育会系の厳しい人でした。サナバが渋谷の路上ライブで少しずつ認知され始めたころ、イチ早く嗅ぎ付けて「一平のバンド調子いいらしいじゃん。ウチでライブ開きなよ、ギャラは出せないけど」って言われて「ハイ!メンバーに相談します!」しか言えなかったですね(笑)。
―岩間さんの思い出バイトは?
岩間 コンビニの深夜シフト。ある時、オジさんがタバコを買いにきて、番号で「3番と102番」って伝えてきたんですね。で、言われた通りにレジ打ちをしてると、オジさんが震え始め「お前、何やってんだ!」と怒られて。で、よくよく聞いてみたら、「ヒャクニバン」じゃなくて「カクニマン(角煮マン)」を頼んだらしいんです(笑)。そこから延々とレジ前で文句を言われたけど、テッパンネタになったから結果オーライ!

路上ライブの稼ぎで、バイトの回数を削減!

―バイトで苦しかったことはある?
岩間 苦しいというよりハードだったのはコンビニの深夜とガソリンスタンドを掛け持ちしていた時。自分でデモCDを1000枚プレスして配ろうと思って、2〜3カ月は4時間くらいの睡眠時間で頑張ってました
澤村 僕はトラックの配送助手。仕事自体がつらかったワケじゃなくて、朝早く起きて満員電車に揺られるのが苦しくて苦しくて(笑)。結局あまり長くは続けられなかったです。
―音楽活動とバイトは両立できた?
岩間 サナバはライブハウスにノルマを払うのがイヤで路上ライブを始めたんです。週に2回、2〜3時間渋谷のストリートで演奏して、8人がそれぞれバイトで1日働いたくらいのお金を得られました。だから、バイトの回数も減らせたんですよね。
澤村 さすがに路上ライブだけでは生活が苦しいから、その分をバイトで賄ってたって感覚です。
―最後に読者へのメッセージをお願いします!
澤村 僕は音大の出身。音大生って音楽に傾倒しすぎて、世間のルールやマナーが分からずに社会に飛び出しちゃう人も多いんですよね。だから、あいさつや人との接し方をバイトで学べたのは大きかったかな。あと、ハワイアンダイナーのバイト先からいろんな人を紹介してもらったのも、つながりができて良かったです。
岩間 CDを買ってくれるのは普通に働いて、普通に生きている人。労働から離れると、一般的な感覚を見失っちゃうこともあるから音楽を届ける上でも必要な経験だったと思います。あと、アドバイスとして言えるのは…バイト先では全力であいさつしな!それができれば大丈夫だから!

SANABAGUN.の思い出バイト

ガソリンスタンド/岩間俊樹さん
コンビニの深夜勤務と掛け持ちしていたバイト先。車のコーティングができるようになって、今でも自分で手入れしてます。
ハワイアンダイナー/澤村一平さん
地域のサーキットイベントも開かれるようなお店。常連さんと飲みながら話したりするのは楽しかったですね。

プロフィール

SANABAGUN.
高岩遼(Vo.)、岩間俊樹(MC.)、隅垣元佐(G.)、大林亮三(B.)、櫻打泰平(Key.)、澤村一平(Dr.)、高橋紘一(Tp.)、谷本大河(Sax.)からなる8人組ヒップホップグループ。メンバー全員が平成生まれ。2013年の結成当初から東京・渋谷駅周辺で毎週路上ライブを開催しスキルを磨く。2014年8月にアルバム「SON OF A GUN」をリリースし、タワーレコードのバイヤーが選ぶ「タワレコメン」に選出。2015年アルバム「メジャー」でメジャーデビュー。
オフィシャルサイト http://sanabagun.jp/

インフォメーション

●最新リリース情報
「OCTAVE」
■VICL-64998 3,000円(税込)
メンバーが今までで一番遊んで一番真剣に取り組んだ作品。よりパワーアップした演奏力とこれまでと異なったファンクネス・キャッチーさで挑んだSANABAGUN.の「本気の悪ふざけ」!収録曲は「スキット」を含む全16曲。

サイン入りチェキプレゼント

「SANABAGUN.」岩間俊樹さん、澤村一平さん直筆サイン入りチェキを2名様にプレゼントします。
プレゼントの応募は締め切りました

バイトがあって今がある

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