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バイトがあって今がある 雨のパレード

2017年10月2日 公開

バイトはコミュ力が明らかに上がるし、
スキルも身に付くから、絶対にやったほうが良い!

雨のパレード
写真左から大澤実音穂さん(Dr.)、福永浩平さん(Vo.)
最新シングル「Shoes」が、テレビ東京系ドラマ24「下北沢ダイハード」のエンディングテーマに抜擢されたことで、さらに注目度が高まっている「雨のパレード」。
今回は福永浩平さんと大澤実音穂さんが登場!

バイトで稼いだお金で、高価なギターを一括払い!

―二人の音楽のルーツは?
福永(敬称略・以下同) 僕の場合、コレという原体験があるわけではないんです。ただ、小さいころから歌うことが好きで、家族でドライブしている時、後部座席で小田和正さんとか松任谷由実さんの曲をよく口ずさんでいました。
大澤 私は両親の影響でクラシックを始めました。ドラムに興味を持ったのは小学生のころ。金管バンド部のステージを観に行った時にドラマーの演奏にグッときて、“私はコレをやりたい”と稲妻が走ったんです。
―バンドを組んだ経験は?
大澤 私は高校まで吹奏楽部に入っていたので、過去にバンドを組んだことはなかったんです。
福永 僕は高校生のころにギター同好会を作って、友だちとバンドを始めたことがあります。それから、通っていた高校が変わっていて、打ち込み音楽といったクリエイティブなことを授業で学べたんです。なので、当時から作曲を手がけていました。
―高校生といえばバイト経験は?
福永 地元の鹿児島で土日だけ結婚式場の配膳係を経験しました。出来れば働きたくなかったんだけど、友人に誘われて(笑)。会場のバックヤードでは料理や飲み物を受け取るのにとにかく走り回り、表に出た途端にシュッとした接客をするみたいな。メチャクチャ大変だった分、時給は高くて、25万円くらいするギターを現金一括で買えました。

上京資金を貯めて、メンバー3人と東京へ

―二人の出会いは専門学校だったとか?
福永 高校生のころから、音楽の道を歩むなら東京に行くしかないと考えていました。鹿児島では専門学校の音楽科に進んだけれど、高校時代に教わったことの学び直しが多くて、かえって遠回りな気がしてきて。でも、そこで大澤と山崎(ギター)と出会えたので、1年で辞めてバイトで上京資金を貯めるようになりました。
大澤 当時はカフェや結婚式場のバイトを掛け持ちして上京資金を貯めていましたね。
―結婚式場は福永さんと同じ職場?
大澤 いいえ、違う式場です。私は照明係として新郎新婦にスポットを当てたり、花嫁がお母さんに手紙を渡すシーンをドラマチックに演出したり。それで毎回のように泣いちゃってました(笑)。
福永 僕は高校時代の結婚式場に加えて、パワーストーンを作って売るアクセサリーショップでも働きました。とはいえ、3カ月の研修でアクセサリー作りのスキルを身に付けたくらいのころに、休みが少なくて辞めてしまったけれど(苦笑)。
―いくらくらい稼いで上京を?
大澤 確か20万円ちょっとでした。
福永 あの…僕はもっと貯めてましたよ(笑)。仕事も住む場所もなく上京するのは怖くなかったのかとよく聞かれるけど、自分たちにとっては挑戦という気持ちが大きくて、むしろ楽しみでした。

東京のバイト先で感じた思いが歌詞に!

―東京でのバイトは?
福永 農場の採れたて卵と、その加工品のバウムクーヘンやプリンを売るお店で働きました。朝の検品は割れやヒビのチェックで手いっぱいになるけど、それ以外は比較的ゆるいというか、自由というか。卵が持ち帰り放題だったのも助かったし、忙しくない時間帯は歌詞を考えていました。居心地が良かったので、2016年にデビューするまでの4年間くらいずっと続けていたんですよね。
大澤 高円寺を歩いていてピンときたカフェバーでバイトを始めました。あの街にはバンドマンとか芸人志望の方とかキャラの濃い方が多くて、変わったお客さんと接することも。例えば、上京したばかりのころ、まだ冷蔵庫を持っていないことを話したら「買ってあげるヨ!」と本気の目で言われたり。もちろん、丁重にお断りしましたが(笑)。
―音楽に役立ったバイトってある?
福永 僕はコールセンターで少しだけ働いたことがあるんです。シフトの都合が付けやすいからバンドマンの同僚も多かったけれど、誰もが本気で音楽を追いかけているようにも見えませんでした。田舎より給料は高いし、思い詰めるほどの気持ちにもならないのかなと自分なりに考えて。だから、東京は夢を捨てても生きていける街なんだって感じて書いたのが「Tokyo」という曲の歌詞です。
―バイトとバンドのバランスは取れていた?
大澤 面接の時から「鹿児島から音楽をやりに来ました!」ということを前面に押し出して応援してもらえる空気感を作っていました。だから、ライブでシフトに入れない日があっても、快く受け入れてもらえていた気がします。
福永 とはいえ、バンド結成当初はバイトが終わって深夜12時から朝までスタジオで曲を作って、そのまま出勤という日も珍しくなかったですね。振り返るとよく体力が続いたなって思います。
―最後に読者へのメッセージを!
大澤 バイトはイイ人に出会えるのも魅力だと思います。最後に働いた居酒屋の料理長はネズミが出たら素手で捕まえられるくらいの超人なんですが(笑)、本当に面倒見が良くて音楽のことも応援してくれました。
福永 その料理長は僕のことも可愛がってくれましたね。こんな風に年上の人とも接することでコミュ力が明らかに上がりますし、結婚式場で覚えたマナーとか、アクセサリー作りの技術とか、色んなスキルが必ず身に付くと思います。バイトって絶対にやったほうが良いですよ!

★雨のパレードの思い出バイト★

卵のお店/福永浩平さん
かなりゆるい感じのバイト先だったので、店内に寝袋とかマンガとか、リラックスグッズも置いてありました(笑)。
居酒屋/大澤実音穂さん
キッチンで仕込みをしていました。包丁の使い方や料理の基本はそこで学べたと思います。ちなみに得意なのは土鍋ご飯。

<プロフィール>
雨のパレード

2013年に結成。メンバーは福永浩平(Vo.)、山崎康介(G.&Syn.)、是永亮祐(Ba.)、大澤実音穂(Dr.)。ポストダブステップ、80’sPOP、インディR&B、エレクトロハウス、アンビエント、TRAPなどさまざまなジャンルを超えたその音楽性はもちろん、アナログシンセやサンプラー、ドラムマシーンなどを取り入れた、バンドという形態にこだわらないサウンドメイクで大きな注目を集めている。2016年、1stフルアルバム『New generation』でメジャーデビュー。
公式サイト

<インフォメーション>

●リリース情報
「Shoes」
■初回限定盤(CD+DVD)
VIZL-1215 2,160円(税込)
■通常盤(CD)
VICL-37308 1,296円(税込)

サイン入りチェキを2名様にプレゼント

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バイトがあって今がある

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