残業手当や有給休暇なども同じ条件です。
アルバイトとパートに法律上の明確な違いはないとはいえ、待遇面も同じことが言えるのでしょうか。安心してください、待遇面にも違いはありません。有給休暇や産休・育休、残業手当、休憩時間なども、アルバイトにもパートにもどちらにも認められています。ちなみに、有給休暇は「継続勤務が6カ月以上」「全労働日の8割以上出勤」の条件を満たすことで付与されます(※付与される有給休暇日数は所定勤労日数によって決められます)。チェックしたい待遇面については、労働契約書や勤務先の就業規則もあわせて確認してみましょう。
アルバイトもパートも、社会保険に加入できます。
アルバイトの学生やパートの主婦(夫)は親や配偶者の扶養対象になるケースがあります。健康保険や厚生年金、雇用保険などの社会保険に加入できるのかどうかは気になるところです。職場が下記の条件を満たしていれば、雇用側に「社会保険に加入させる義務」が生じます。
【社会保険の加入条件】※2022年10月時点
◎1週の所定労働時間が20時間以上であること
◎雇用期間が2カ月以上見込まれること
◎賃金の月額が88,000円以上であること
◎学生でないこと
◎以下のいずれかに該当すること
・被保険者数が101人以上の会社で働いている
・被保険者数が100人以下の会社で働いていて、労使が社会保険に加入することに合意している