自己PRとは、スキルや経験、性格や特技など「あなたの強み」を伝えること。「自分に自慢できる強みなんかない」と考える方もいるかもしれません。でもちょっと待って。あなたにとっては当たり前のことでも応募先にとっては大きな魅力だったり、最適な素質だったりすることもあるのです。そこでまずは、免許・資格、バイト先や学校で経験してきたことなど、いろいろと書き出してみてください。
書き出した内容をわかりやすくまとめて伝えることが大切です。書き出した中から自己PRに最適なものを1〜2つほど選び出しましょう。選び出すコツは「応募先が求める人材に最もマッチする資格や経験はどれか?」「その企業や店舗に採用された場合、そこで発揮できる資格や経験はどれか?」という視点を持つこと。
例えば配達のバイトであれば「自動車免許を持っている」は大きな武器になりますし、引っ越し関連のバイトなら「部活のおかげで体力には自信がある」こと、花屋での販売スタッフなら「趣味でフラワーアレンジメントを習った」こともプラスに働くはずです。塾の講師のバイトならあなたの学歴がものを言うかもしれません。反対に、車を運転しない職場なのに運転経験をチョイスするのは無意味。あくまでも応募先の仕事に有利に働くものを選びます。
では選んだスキルや経験を自己PRの文章に落とし込んでみます。大切なのは志望動機と同様に一言で終えないこと、読みやすい文字で枠の中に上手にまとめること、さらにスキルや経験を具体的に表したエピソードとそれが仕事にどう生かされるのかまで書き込むこと。
最初に免許・資格を自己PRのポイントにする場合。自動車の免許をPRするなら「2年前に免許を取得し、父親の送迎や休日のドライブなどで週に2〜3回は運転しています。これまで無事故無違反で、安全運転にも自信があります。周辺の地理も理解していますので、配達のバイトは適任だと思います」など。
次に「経験」を自己PRのポイントにする場合。フラワーアレンジメントを習った経験をPRするなら「花が大好きで1年間ほどフラワーアレンジメント教室に通っています。バイト経験はありませんが、大好きな花々に囲まれながらお客様に笑顔で接したり、スタッフのみなさんの花束づくりなどのお手伝いができればと考え応募いたしました」などの書き方がいいでしょう。
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