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アルキタ流!札幌バイト白書 「ニューノーマル」とはどんな意味?バイトの探し方や働き方にも関係がある?

2022年2月18日 公開

新型コロナウイルス(以降、コロナ)の感染拡大をきっかけに新しい生活様式が求められ、ニューノーマルという言葉をよく耳にするようになりました。今回は、この「ニューノーマル」がバイトや仕事を探している人にどのような関わりがあるのかを紹介します。

そもそも「ニューノーマル」とは?

社会の変容に伴う「新たな常識・常態」を意味する言葉

ニューノーマルとは、「New(新しい)」と「Normal(標準や常態、正常)」をかけ合わせた言葉。実は、コロナの感染拡大前からビジネスや経済学などの分野で使われており、2000年代初頭にアメリカでITバブルが崩壊した時に登場したといわれています。その後も、2008年に起きた金融危機「リーマンショック」をはじめ、社会に大きな変化が生じ、それまでの常識が覆されたというような時によく使われてきました。つまりニューノーマルとは、社会に起きた変化が元に戻る気配がなく、新たな常識・常態が定着することを意味しています。

新しい生活様式が常識となったコロナ禍のニューノーマル。

コロナ禍の前までは一部の人が知る言葉だったニューノーマルも、コロナの感染拡大によって状況が一変。マスクの着用が当たり前になったり、「3密」を回避したソーシャルディスタンスが求められたり、テレワークや在宅勤務といったビジネス用語が頻繁に登場するなど、今までとまったく異なる新しい生活様式が次第に定着してきました。家庭やビジネス、学校生活など大半の環境が変わり、まだまだコロナの収束に目処がついていません。こうした理由からニューノーマルという言葉も改めて注目を集めているのです。

また、ニューノーマルと同様に、コロナ禍により「エッセンシャルワーカー」というキーワードにも注目が集まりました。エッセンシャルワーカーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

【関連記事】
緊急事態宣言で話題になった「エッセンシャルワーカー」ってどんな人たち?

仕事や職場に取り入れられているニューノーマルの事例

消毒液の設置からオンラインミーティングまで。

新しい生活様式が定着しつつある現在。職場環境やビジネスの面でも、さまざまなニューノーマルが取り入れられています。ここでは、その事例をいくつか紹介します。

◎マスク着用
コロナの感染拡大を防ぐ基本的な対策といえるマスク。職場でマスク着用を促すことに加え、昼休みの「黙食」や「マスク専用ゴミ箱の設置」などを徹底する企業も少なくありません。

◎消毒液の設置
ほとんどの企業でエントランスに消毒液を設置している他、オフィスのトイレや給湯室といった水回りにも設置しているケースも多くあるようです。

◎検温
出勤前にスタッフへの検温を周知するのもニューノーマルの働き方。会社の入り口に体温測定カメラなどを設置する企業もあります。

◎時差出勤
満員電車の密集を避けたり、オフィスのソーシャルディスタンスを確保したりするために、時差出勤を取り入れる働き方もニューノーマルの代表例です。

◎飛沫防止パネル
仕事上の会話を交わすだけでも、無意識に飛沫を飛ばしてしまうリスクもあります。オフィスに飛沫防止パネルやパーティションを設置する職場も増加中です。

◎ソーシャルディスタンスの確保
会議室では離れて座れるように席の位置を工夫する他、中にはフリーアドレス制を導入して適切な距離を自ら保てるようにする職場もあります。

◎業務のオンライン化
コロナ禍のニューノーマルとして注目を浴びているテレワーク(在宅勤務、リモート勤務)を筆頭に、ビデオ通話を使ったオンラインミーティングや非対面型の営業活動など、多くの業務をオンラインにシフトする企業も増えています。

働き方改革と並行して対応を進める企業も

これまで紹介した事例以外にも、チャットを使ったコミュニケーションや業務用クラウドサービスの導入など、さまざまなニューノーマルのビジネススタイルにチャレンジしている職場もあります。これらの取り組みは業務効率化にも繋がることから、働き方改革の目的と合わせて対応を進める企業も少なくないようです。

採用活動もニューノーマルを意識

面接や会社説明会での積極的なオンライン活用

ニューノーマルを意識した採用活動に取り組む企業も増えているようです。オンライン化を中心とする代表的な事例を紹介します。

◎面接会場の感染対策
面接会場の感染対策は重要。入り口に消毒液や体温測定カメラを設置する他、面接場所のソーシャルディスタンスの確保、人事と求職者がお互いにマスクを着用、飛沫防止パネルの設置など、ニューノーマルな採用活動を行う企業も増えています。

◎オンライン会社説明会
「ZOOM」や「Skype」などを活用したオンライン会社説明会を実施する企業も増えています。あらかじめ制作しておいた動画をホームページにアップロードするなど、気軽に会社について知ることができるよう工夫するケースも。

◎オンライン面接
ニューノーマルの時代で定着しつつあるのがオンライン面接。求職者にとっては移動時間や交通費が節約でき、企業側はスケジュールの調整が容易ということもあってメリットの多い手法です。すべての面接をオンライン化する企業もあれば、「最終面接は対面型」というケースもあるなど、活用方法はさまざまです。

オンライン面接OKの仕事

最近では研修やレクチャーをオンライン化する企業もあるようです。オンラインを活用したニューノーマルな取り組みは今後も増えていくかもしれません。

ニューノーマルな働き方がしたい人におすすめのバイト

バイト探しもニューノーマルの視点から。

バイトや派遣の仕事探しでも、オフィスや勤務場所のコロナ感染対策、業務のオンライン化といった視点から選びたい方も多いはず。そんな方々におすすめの仕事を紹介します。

◎在宅OKのデータ入力
最近では研修や数カ月の勤務を経た後、在宅勤務をOKとするデータ入力や文字起こしの仕事もあります。

◎在宅OKのカスタマーサポート
自宅の通信環境が整っている場合、在宅でお客様からの問い合わせに答えたり、チャットで質問に返信したりするカスタマーサポートの仕事もニューノーマルです。
お家でコツコツ在宅・内職求人

◎出前、デリバリースタッフ
コロナ禍では、出前やデリバリーで食事を楽しむ方が増えました。こうした人においしい料理を届ける出前・デリバリースタッフの仕事も、対面の時間が少ないため、ニューノーマルな働き方といえます。
宅配・デリバリースタッフのお仕事

◎オンライン塾講師、家庭教師
オンライン上で授業を行う学習塾や家庭教師も増えてきているようです。学生や語学が得意な方は、画面を通じて生徒たちに勉強を教えるという働き方もできます。

◎コロナ対策に積極的な職場全般
マスク着用や飛沫防止パネル、消毒液などを完備したオフィスワークや工場などがたくさんあります。求人サイトなどで「コロナ対策」とフリーワード検索するのもおすすめです。

まとめ

◎ニューノーマルの意味は、社会に大きな変化が起こった際、新たな常識・常態が定着すること。
◎多くの職場ではマスク着用や消毒液の設置、ソーシャルディスタンスの確保、業務のオンライン化といったニューノーマルな働き方が進化中。
◎オンライン会社説明会やオンライン面接など、企業の採用活動もニューノーマルが定着しつつある時代。
◎コロナ禍のニューノーマルなバイトとしては、在宅OKの文字入力やカスタマーサポート、出前・デリバリー、コロナの感染対策に積極的な職場を選ぶのもおすすめ。

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